眠るためのツボケア5箇条&あると便利なツボケアグッズ

 まずは、気持ちよく眠りにつくためのツボケアをする上で、不眠解消に共通する5箇条とツボケアの際にあると、便利なグッズを紹介します。

【眠るためのツボケア5箇条】

1. いつでも眠れる状態にして、寝る30分〜1時間前に行う
やるべきことはすべて終わらせて、眠るまでのリズムをつくっていきましょう。

2. 照明は暗めにして行う
視覚や聴覚を刺激するものはオフにして。セルフケアで自分の体と対話したり、家族ケアでパートナーとの時間を充実させることを優先させましょう。

3. ツボの位置の正確性を求めすぎない
ピンポイントでツボに当たっていなくても、効果は得られるので大丈夫です! ツボ周辺でいちばん心地いい場所を見つける、くらいの気持ちで取り組みましょう。

4. 強く押しすぎない
就寝前にツボを強く刺激しすぎると、体が覚醒してしまいます。あくまでも、気持ちよく眠るための“ツボケア”くらいの意識でやっていきましょう!

5. 呼吸を忘れずに行う
息を吐くことで副交感神経が働き、眠りに入りやすくなります。ツボを押すときは、口からふーっと細く長く息を吐くようにしましょう。

●あると便利なツボケアグッズ

①お灸(台座灸)

 指やツボケア用のアイテムなどを使うと、どうしても強く刺激しすぎてしまいがちに。その点、お灸は熱で刺激を与えることができます。

「初めてお灸を試しましたが、じんわり温まって体の緊張がほどけていく感覚が気に入りました。台座灸のシールをはがして火をつけてという一連の動作が儀式っぽく、灰になっていく様子をボーッと眺めていると、すんなり入眠モードに切り替わります。お灸のおかげで、これまでダラダラと見続けていたスマホからも離れることができるようになりました」(ライターY)

②つまようじ鍼

 つまようじ3〜5本を輪ゴムで束ねます。これでツボをトントントントンと小刻みにリズムよく刺激します。痛みを感じない程度に、触るか触らないかという程度でOKです。

「最初は『これで効いているの?』くらいの感覚だけど、30〜50回くらいトントンすることで、じわじわと心地よさが広がっていく感覚がクセになります」(ライターY)

③枕

 枕選びのポイントは、適度に顎が上がって、気道を塞がないこと。合う枕が見つからない“枕難民”の方に向けて、Harrietが2年かけて開発した「月曜断食まくら」は、安眠のツボを優しく刺激する構造で、眠りに落ちやすくしてくれます。

「この枕、包み込まれるようで気持ちがいいです! 寝返りしたときに顔触りが柔らかくて、全方位的に寝心地がよく、深く眠れるようになりました」(編集者H)

2021.04.24(土)
文=今富夕起
写真=深野未季