【チコリ・鯛・よもぎ】のおだんご手毬ずし

■材料(5本分)

<基本の甘酢>
お酢:大さじ3
甜菜糖:大さじ2 ※なければ普通の砂糖でも
塩:小さじ1/2

<基本のすし飯(1個25gのだんご約15個分)>
白米:1合(155g)
水:200cc(少なめの分量にしています)
基本の甘酢:半量(残りは具の下ごしらえに使います)
※このうち炊いたお米の1/3と基本の甘酢大さじ1/2はよもぎのすし飯に使います。

<具>
赤チコリ:5枚
真鯛のおさしみ:5枚
乾燥よもぎ:3g
紅たで:少々
山椒の葉:少々

 [鯛の昆布〆用]
 昆布:20cmくらい
 お酢:50cc
 水:50cc
 塩:少々

■作り方

[すし飯]

・基本の甘酢:小鍋にお酢を入れ、混ぜながら火にかける。沸騰する前に火から下ろし、甜菜糖と塩を溶かして冷ます。

・よもぎのすし飯:基本の甘酢大さじ1/2に乾燥よもぎを混ぜてふやかしておく。炊き上がった白米の1/3(約125g)を飯台に移して、乾燥よもぎ入りの甘酢を混ぜて冷ます。

・基本のすし飯:炊き上がった白米の残り2/3を飯台に移して、基本の甘酢大さじ1を混ぜて冷ます。

[具]

串はお酢に通して湿らせてから刺せば、するっと刺さります

・チコリ:横半分に切り、葉先の部分だけ使う。葉先部分を縦半分に切り、お酢少々を入れたお湯で5秒茹で、冷水に取り、水気を拭いたら甘酢にサッとくぐらせる。ラップに2枚を少し重ねて置き、すし飯25gをのせてにぎる。

・鯛:鯛に塩をして10分ほど置いておく。昆布は表面を軽く拭き、分量の水とお酢を合わせたものにくぐらせ、10分ほど置いてふやかせる。水気を拭いた鯛を2つ折りにした昆布の間に挟み、ぴっちりとラップをして冷蔵庫で1~1時間半寝かせる。ラップに鯛を置き、すし飯25gをのせてにぎり、紅たでを飾る。

・よもぎ:よもぎのすし飯25gをラップに包んでにぎり、山椒の葉を飾る。

3種のおだんご手毬ずしが完成しました。食べるときにはお好みで、お醤油やお塩、オリーブオイルをつけてください

【MEMO】
もし具の下ごしらえが面倒であれば、ピンク色の具は、「甘酢しょうが」や「さくらでんぶ」にすれば、甘酢しょうがはそのまま、さくらでんぶはごはんに混ぜるだけで、下ごしらえがいりません。野菜はたいていなんでも3cm角くらいの薄切りにして生のままや茹でてから甘酢に漬ければOK! チコリが手に入りづらければ、紫キャベツなどでもおいしくできますよ。

後篇では、このおだんご手毬ずしを持ちより用にパッケージします。持っていきやすく、おいしそうで華やかに見える方法を考えてみました。お楽しみに!

伊藤維

伊藤維(いとう ゆい)
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。カフェのキッチン担当を経て、デザイン的視点で食を表現するフードディレクターとして日々勉強中。

Column

伊藤維のわくわくさせる持ちよりごはん

手作りのお料理を持ちよって、楽しい時間を過ごすときにぴったりの、おいしくて簡単で、集まったみんなをわくわくさせる「持ちよりごはん」のレシピを紹介します!

2013.03.22(金)