ブームの先駆けとなったピッツェリア

左:フィオレ・チッタでは、写真のトマトソースパスタのほか、日本風のナポリタンもメニューに!
右:和風テイストがたまらない、フィオレ・チッタの「鶏肉とマヨネーズのピッツァ」48000ルピア

 ウブドのイタリアン・ブームの先駆けとなったのが、名匠オランダ人画家、故ハンスネル氏のギャラリーにオープンした「イル・ジャルディーノ」と、個性的なメニューで話題を集める「フィオレ・チッタ」。とくにフィオレ・チッタは、本場さながらのトマトソースのパスタが大人気。さらにオーナーが日本人ということもあって、ほかとは違うユニークな試みが魅力的だ。併設するショップではヴィンテージの着物やリメイク小物を販売し、レストランではアジア人の口にも合う和風テイストのピッツァやパスタも提供。これらは、バリ島でもここでしか食べられない美味である。2012年3月には、スグリワ通りにお持ち帰り用ピッツァの専門店「ワルン・ピッツァ・フィオレ」もオープンし、ファストフード感覚で利用できるのがうれしいところ。

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text:Yoko Yoshida
photographs:Doddy Obenk