ラグジュアリーなリゾートが立ち並び、楽園アイランドとして世界中の人々を惹きつけるバリ島。古くから独自の宇宙観を育んできたこの島には、神々への真摯な祈りがそこかしこにあふれ、訪れる人々を安らぎの世界へと導いてくれる。
バリに訪れたならぜひ体験したい文化、一度は泊まりたい贅沢で優雅なホテル、ウブドのショップ&グルメ情報を4回にわたってお届けしています。今回は第3回、ウブドのラグジュアリーホテルを紹介。
» 第1回 体験したいバリの文化~護符・舞踊・聖水
» 第2回 ジンバラン・プリ・バリ~誘惑する別世界ビーチ
» 第4回 ウブドの街で元気をもらおう!
ヴァイスロイ・バリ
国内外の多くのアーティストたちがこの地に魅了されバリのなかでも際立ったカルチャーを生み出してきたウブド。緑したたる美しい渓谷のなかに溶け込むようにヴィラが点在するリゾートで自然の声に耳を澄ます、静かな時間を過ごしてみよう。
VIPたちを魅了するロマンティックな時間
神々が棲む山の楽園として人気が高まる一方のウブド。中心部はさまざまなお店が立ち並んでここ数年ですっかり変貌。郊外にはこの6月に世界遺産に登録されたばかりの棚田風景が広がり、日本人の心に響く美しさだ。そんなウブドの醍醐味を満喫するのに最高なのが「ヴァイスロイ・バリ」。プタヌ川の渓谷に個性的なヴィラがたたずむスモール・ラクシャリー・ホテルだ。
このリゾートで過ごす時間はすべてがロマンティック。客室は全室プライベートプール付きの渓谷ビュー。精霊たちの森に囲まれて幻想的な時間を過ごせる。ダイニングでは“ロマンティックキャンドルディナー”や、満月の夜に華麗な伝統舞踊を間近に見られる“フルムーンディナー”が大人気。ウブドで唯一リゾート内にヘリポートをもつことから、ジンバランやヌサドゥアの高級リゾートからヘリで食事をしに来るVIPなゲストもいるそう。一度滞在したら、またいつか再訪したくなる温かなホスピタリティも魅力だ。
右:料理のクオリティの高さも折り紙付きで、有名グルメガイドや権威あるワイン雑誌で高評価を獲得している
photographs:Setsuo Sugiyama
text:Shojiro Yano
coordination:Hisashi Murakami(バリ・ツアーズ.com) / Yoko Yoshida(api-magazine) / Chika Aomatsu(api-magazine)