ワインが飲みたければ、何時でも始めてよし。ビールで渇きを潤すのは人生における恒常的な権利だと、この街の人々は思っている。

 飲む、集う、笑う。バルは、シンプルな生活の、幸せがある場所。マドリードのバルを9軒ご紹介。


ベテランボーイたちの、エレガンスを学ぼう。古き良き時代が息づくバル

●Cervecería Alemana(セルベセリア・アレマナ)

カウンター部分で一杯飲みながら、席が空くのを待とう。ホールに座れば、食器の音、隣のおしゃべり、注文の声。すべてが素敵なBGM。

 旧市街の広場のなかでも、サンタアナ広場はことにバルが集中している広場だ。四方はぐるりとバルやレストランに囲まれていて、昼間から賑やか。

パプリカ粉はスペインのお袋の味。温かいタコの上で香りたつ。16ユーロ。

 ドイツ人グループが開業したという「アレマナ(ドイツ人の意味)」は1904年の創業。

スタッフはみな男性。

 このバルでは大勢働く白衣のボーイたちが主人公。ベテランも多く、ビヤホールの喧噪の中を流れるようにサービスしてまわる彼らに魅入ってしまう。

タコのガリシア風 16ユーロ、茹でた海老 16ユーロ、イカのフリッター10匹 50ユーロ。

 惚れ惚れするかっこ良さだ。

窓際席はサンタアナ広場に臨む特等席だ。

Cervecería Alemana(セルベセリア・アレマナ)

所在地 Plaza de Santa Ana, 6, Madrid
電話番号 914-297-033
営業時間 11:00~24:30(金・土・日曜 11:00~26:00)
定休日 無休
http://www.cerveceriaalemana.com/main/

Feature

Photo=Asami Enomoto
Text=Yuko Harigae(Giraffe)
Coordination=Yuki Kobayashi

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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CREA Traveller 2020年春号
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