収監された気分が
味わえる!? 監獄ホテル
「ヘット アレストハウス」
最後にご紹介するのは、常識では“留まりたくない”場所をあえてホテルにしてしまったルーモントの「ヘット アレストハウス」。
実はここ、元は軽犯罪者を収容するための刑務所であった場所なのだ。
エントランスを抜けて目に飛び込んでくる、左右にずらりと並ぶドアの姿は、まさに海外ドラマでよく見る刑務所の風景そのもの!
でもご安心あれ、ドアの中はもちろん、快適なゲストルームにリノベ済み。
シンプルで使い勝手よくまとめられているが、入り口を入るとその昔囚人であったという人の絵が出迎えてくれたり、牢をイメージする鍵をホテルのモチーフにするなど、ウィットに富んだ面も備えているところが、今のセンスを感じる。
こちらに訪れたら、ぜひレストランもトライしてほしい。
地元の野菜やフルーツをふんだんに使ったモダンな料理は、地元客にも大好評なだけに、宿泊客でも予約は必須なほど。
ヘット アレストハウス
所在地 Pollartstraat 7, 6041 GC Roermond
電話番号 +31 (0)475-870-870
https://www.hetarresthuis.nl/
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井筒麻三子(いづつまみこ)
エディター&ライター。米国ボストン大学大学院コミュニケーション学部卒業。ハースト婦人画報社「25ans」等の編集者として勤めたのち独立。ビューティ エディター&ライターとして活動する傍ら、2005年~2011年の間、「クレア・トラベラー」編集部に在籍、ラグジュアリー デスティネーションやスパ リトリート等の取材を数多く重ねる。2014年よりフランス在住。日本語・英語・仏語の3ヶ国語に通じており、著名人インタビューやパリ、フランスのニュース取材などを数多く手がける。講談社ウェブマガジンmi-molletでのオフィシャルブログも好評。https://mi-mollet.com/category/blog-izutsu
文=井筒麻三子
撮影=鈴木春恵