掛け合いは目一杯
練習しました!

岡山 光石さんとは映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で初めてご一緒したんですが、待ち時間もずっとセリフの練習をされていた印象があります。

光石 そうね。わりと隅でブツブツ言っているほうかもしれない。

岡山 「渋井直人」の時も、セリフの掛け合いをめっちゃ練習しましたよね?

 先輩との掛け合いシーンは、僕が失敗するわけにいかないので、ものすごく緊張します。

 だから、練習に付き合ってくださって、本当に助かりました。

光石 天音くんは本当に真面目だよね。台本にも色々書き込んでいるし。

 僕は勝手に、親戚の子みたいに感じているよ(笑)。

岡山 ええー(ひどく恐縮)。

光石 ひとりっ子と聞いて余計にシンパシーを抱いていた。

 僕もひとりっ子だから、なんとなく行動パターンとかわかるんだよね。

 みんなと交わる時は交わるけど、基本はマイペース。ひとりは全然苦じゃない。

岡山 僕も全然平気です。

光石 逆に朝ドラの「ひよっこ」くらい、ものすごく大勢のキャストやスタッフがいる場所だと、急に話せなくなっちゃう(笑)。

 衣装合わせでははしゃいでいたのに、撮影に入った途端アウェイになって、(俯き加減になり)机の木目を数えたり(笑)。人との距離感がよくわからなくなっちゃうんです。

岡山 (爆笑)それ、わかります! 朝ドラの現場でアウェイというのも珍しいですよね(笑)。

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岡山天音(おかやま あまね)

1994年生まれ、東京都出身。2009年ドラマ「中学生日記」で俳優デビュー。以後数々の作品で活躍。現在、主演映画『王様になれ』、映画『そして、生きる』が公開中。2019年10月スタートのドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ)に出演。主演映画『踊ってミタ』が来春公開。


光石 研(みついし けん)

1961年生まれ、福岡県出身。16歳の時に映画『博多っ子純情』でデビュー。今年「デザイナー渋井直人の休日」で連続ドラマ単独初主演を果たし話題に。映画『そして、生きる』『蜜蜂と遠雷』が公開中。ドラマ「連続ドラマWトップリーグ」(WOWOW)にも出演している。

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2019.10.19(土)
Text=Tomoko Kurose
Photographs=Masumi Ishida
Styling=Haruki Okamura〈Okayama〉
Hair & Make-up=Kumiko Yamada

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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