伝統工芸の実演や江戸前縁日屋台をロビーで楽しむ

中国料理「唐宮」の限定メニュー“江戸拉麺”¥1680。自家製のメンマ、煮玉子、炙り煮豚などを別添えにし、アクセントには五辛(らっきょう、生姜、葱、ニラ、ニンニクの醤油漬け)を用意

 お台場のランドマークとして親しまれる「ホテル日航東京」では、11月30日(金)までの期間、東京の原点である江戸の文化を体験することができる興味深いフェア「江戸繚乱」を全館で開催している。

 ロビーに一歩入った瞬間から、そこはまるで江戸。毎週末は、かんざし、化粧筆、江戸切子などの名工が続々と登場し、江戸から続く匠の技を披露してくれる。

 また、同じくロビーでは、江戸っ子が楽しんだ縁日屋台の再現も行われる。寿司、天麩羅、蕎麦、鰻という江戸前四天王の揃い踏みに、食いしん坊なら胸が高鳴ることだろう。

 食といえば、各レストランはさまざまな限定メニューを用意。幅広い江戸グルメに舌鼓を打つことができる。

 中国料理「唐宮」では、“江戸拉麺”を提供している。これは、水戸光圀が日本に初めて紹介したというラーメンを再現したもの。当時の味そのままに、麺には蓮根の粉が練り込まれているという。

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