小さいながらも、古きよき時代の雰囲気が残る
右:マーケット会場にもなっているギルドホール
オリンピックもさることながら、マッチ・ウェンロックは小さいながらも、実は見どころがいっぱい。ウェンロック・オリンピックの歴史や関連資料を展示しているミュージアム、約500年前に建てられ、1980年代までは法廷として使用されていたギルドホール、7世紀に建てられた聖ミルガーバ修道院の廃墟、ホーリー・トリニティ教会など、歴史を感じさせるスポットばかりです。また、2001年には、地面にはめ込まれたメダルを追って、ウェンロック・オリンピックに縁あるスポットをめぐる「オリンピック・トレイル」というウォーキング&ジョギング・コースも設置されました。
右:ホーリー・トリニティ教会の内観
町の見かけは、古きよきイングランドそのもので、かわいらしい古い家並みが印象的です。地元のショップも、チェーン店などは一切なし。タイムスリップしてしまったかのような、なつかしいルックスを保ったショップが並んでいます。
ロンドンからは電車に約2時間揺られ、テルフォード・セントラル駅からタクシーで15分。ちょっと足を伸ばして、ロンドン以外のイングランドの表情を見てみたい、という方にはおすすめのデスティネーションです。
右:レイヴァン・ホテルのゲストルーム
Raven Hotel
住所 Barrow Street, Much Wenlock, Shropshire TF13 6EN
電話番号 01952 727 251
客室数 全20室
宿泊料金 スタンダード・ツイン/ダブル 120ポンド
URL www.ravenhotel.com
Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ヨーロッパでの生活をテーマとした初めての電子書籍を年内に刊行すべく、準備中。
text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)