現在発売中の「CREA Traveller」2012年夏号でもご紹介しているV&Aこども博物館では、現在、オリンピック関連のエキシビションをふたつ行っています。

左:博物館内観
右:エキシビション・エリアを分けるパーティション

 まずは、入り口脇に並んだショーケースには、「かわいくない」と酷評されているロンドン・オリンピックのマスコット、ウェンロックとマンデビルを筆頭に、過去40年間のオリンピックとパラリンピックのマスコット38体が並んでいます。

左:マスコット展示にあるボード
右:マスコット展示の全体図(小さな展示です)

 このオリンピック・マスコットの歴史は、1972年のミュンヘン・オリンピックでのダックスフントの「ヴァルディ」から始まったのだそうです。それ以降、毎回開催のたびになんらかのマスコットが生まれ、各地のオリンピックのプロモーションに一役買っています。モスクワ・オリンピックでのマスコット、ミーシャなどは、いまだに人気のキャラクターです。

左:こぐまのミーシャは、モスクワ・オリンピックのマスコット
右:長野オリンピックのマスコットも

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text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)