イタリアらしい焼き菓子も
色々あります

 パネットーネ以外のお菓子をご紹介しましょう。

「グリッシーニ・チョコラート」1袋 300円。

 チョコレートチップ入りの「グリッシーニ・チョコラート」は、プレーン、ローズマリーと全3種あるグリッシーニの中でも一番人気。オリーブオイル入りの生地には砂糖を使わず、チョコの甘みだけ。サクッ、カリッとした歯応えで、食べ出すと止まらなくなってしまう。

クラッカー「黒ごま」1袋 300円。

 フォカッチャ生地で作るクラッカーの「黒ごま」は、薄くてパリパリした食感。軽い歯触りでクセになるおいしさ。ブラックペッパー味やバジル風味もあります。夏には期間限定で空豆や枝豆味も登場するのだとか。お酒のおつまみにもぴったり。

 イタリアらしい焼き菓子も色々。

上「バーチ・ディ・ダーマ」1袋 400円、下「ラッテ・カモミッラ」1袋 300円。
パッケージもキュート。

「バーチ・ディ・ダーマ」は、サンドした上質なチョコクリームの風味が楽しめる、大人のチョコ菓子。「コーヒーと一緒にどうぞ」と吉村さんはにっこり。

 「ラッテ・カモミッラ」は、甘くなく、カモミールの香りが広がります。「牛乳に浸したカモミールを刻んで生地に入れる、私流のアレンジを加えました」。こちらは、紅茶のキャンディやアッサムが合うと吉村さん。

上「パスタ・ディ・メリガ」1袋 350円、下左「ゴーチェ」1袋 300円、下右「アマレッティ」1袋 300円。

 「パスタ・ディ・メリガ」は、ピエモンテの郷土菓子。メリガとは、方言でトウモロコシのこと。噛むとザクザク、プチプチした独特の歯触りで、甘さは控え目。

 アーモンドプードル(パウダー)を使った香ばしい「アマレッティ」は、メレンゲ菓子の一種で軽い食感。

 「ゴーチェ」は、蜂蜜入りのチョコチップクッキー。

 どれもおやつタイムにぴったり。コーヒーや紅茶と一緒に食べたい、イタリアの焼き菓子です。吉村さんがひとりで丁寧に焼き上げているので、何があるかは、お店に行った時のお楽しみ。

 「パネットーネは、少量ずつしか焼けません。電話かフェイスブックで確認してもらえたら」と吉村さん。好評で、クリスマスシーズンだけでなく、春の復活祭・パスクワの時期にも作ります。「大きなサイズも事前予約で焼いています」とにっこり。

 「冬場、パネットーネの専門店をやりたい」と言う程、パネットーネを愛する吉村さんが作る逸品。遠方からでも、わざわざ買いに行きたい季節のお菓子です。

Panetteria Ottimo Massimo
(パネッテリーア・オッティモ・マッシモ)

所在地 大阪府東大阪市長堂1-29-12
電話番号 090–3994-3888
http://7er7pw.wixsite.com/ottimo-massimo
https://www.facebook.com/panetteria.ottimo.massimo/

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2017.12.10(日)
文・撮影=そおだよおこ