スイスのバラ公園で
桜のお花見を満喫!

 標高542メートル、スイスの首都ベルン。1191年ツェーリンゲン公ベルヒトルト5世によって街がつくられ、アーレ川に囲まれた美しい旧市街は1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

 旧市街地の一角アーレ川のほとりの土手には、市の名称・市の紋章の由来となった熊(ヒグマ)が飼育されています。その熊公園の前を通りバラ公園の丘まで上ると、そこは旧市街を一望できる絶景ポイントです。トラムを利用してベルン駅から直接バラ公園にも行くこともできます。

 3月下旬、バラ公園の桜が満開という情報を聞きつけて、お花見に行ってきました。

のびのびした広場。ピクニックに最適。
左:バラ公園の入り口。
右:ドイツ語で「イースターの鐘」と名付けられている水仙もシーズン真っ盛り。花言葉は自己愛や神秘。

 絶景ポイントからは、美しいベルンの旧市街を桜で包み込んだような素晴らしい景色が!

 大聖堂と教会、キルヒェンフェルト橋がポイントです。

 1975年4月10日、奈良県の浦田善之氏より100本のソメイヨシノがベルン市に寄贈されたそうです。日本の趣をスイスで感じることができ、とても感動しました。

ほんのりピンク色の桜の花びらがひらひらと舞い降りる中をお散歩することもできます。

Rosengarten(バラ公園)
所在地 Alter Aargauerstalden 31b, 3006 Bern
※入園自由、無休

文・撮影=西村志津