三浦按針にちなんで
船の古材を随所に使用

伊東にゆかりのある三浦按針にちなんだ「界 アンジン」。展望デッキ「サンブエナデッキ」の名称も、按針が造船した帆船の名前に由来している。

 2017年4月13日(木)に伊東にオープンしたばかりの「星野リゾート 界 アンジン」。この地で日本初の西洋式帆船を造船した英国人航海士ウィリアム・アダムス、のちに三浦按針(アンジン)と名乗る歴史上の人物にちなんだ、海や船旅をテーマにした温泉宿だ。

 館内のデザインは、設計事務所スーパーポテトが手がけており、船の古材を使ったデザインが随所に散りばめられている。

マリンアンティークなデザインが随所に見られるご当地部屋。スイートタイプの部屋にはレコードプレイヤーも設置。

 その「界 アンジン」のご当地部屋は、船旅で使われていた舵や櫂を使ったアートワークが施された「按針みなとの間」。スイートタイプの客室は、海に面し、ソファでくつろげるリビングスペースと、落ち着いたベッドスペースに分かれる。もちろん寝具は「ふわくもスリープ」だ。

最上階のオーシャンビューの大浴場。風呂から上がったら、湯上がり処から通じる展望デッキでも海を一望できる。

 また最上階の8階にある大浴場には、御影石の内風呂と、海風を感じる岩造りの露天風呂が。太平洋を一望でき、朝焼けや夕暮れ、海に映る月の道・ムーンロードまで、ダイナミックな景色とともに温泉を楽しめる。湯上がり処では、ビールなどで喉を潤し、くつろぎのひとときを。

星野リゾート 界 アンジン
所在地 静岡県伊東市渚町5-12
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/anjin/

文=榎本市子