50年ちかく愛されてきた“鳥カフェ”の魅力とは?
店内は北欧ミッドセンチュリーと植民地文化が融合したような雰囲気で、木の温もりと渋めの色味で統一されたヴィンテージの家具が気を張らない居心地の良さと、通な気分を与えてくれることは間違いない。
鳥カフェ自体は1963年からこの場所にあるが、現在のオーナー3名が昼間はカフェ、夜はバー、加えてインテリアショップも兼ねた形式で店を始めた。カフェとして営業している日中は、何とも言えないコーヒーのいい薫りが店内に充満している。豆を挽く音に負けぬよう今日のコーヒーをテイクアウトするビジネスマン、コルタードを片手にスツールに座って新聞を読む人、カフェラテとともに打ち合わせを始める人々で始終にぎわいつつも、せわしない感じが全くしないのがこのカフェのいいところだ。
text:Riko Iriyama