頼れる路面案内人は、多言語対応も可能
世界各国からの旅行者に対応できるように、バイリンガル、マルチリンガルのレッド・キャップも多数いて、胸のバッジに話せる言語が表示されています。日本語を話せるレッド・キャップも1名いるそうなので、胸に“Japanese”の表示があったら、日本語で話しかけてもOK。
また、現在テスト中の「通訳サービス」というシステムが施行されると、たとえ話しかけたレッド・キャップが対応できない言語であっても、システムを通じて150の言語に対応できる通訳に即アクセス可。手軽に日本語でショッピングのアドバイスをもらえるようになります。
もうひとつ、海外からの旅行者が数多く訪れるビクトリア駅にも、レッド・キャップのような案内人チームが。
こちらはビクトリア事業改善地区が運営している「ストリート・アンバサダー」チームで、「バッキンガム宮殿への行き方」など観光名所への案内やショッピング・アドバイスはもちろん、「一番おトク感のある観光バスの会社は?」といった質問まで、さまざまな問い合わせやリクエストに応えてくれます。
ストリート・アンバサダー・チームも、現在のところフランス語、スペイン語、イタリア語を話せるスタッフがいるそうですが、オリンピックを迎える今年、ほかの言語も加えられていく予定だそうです。
オックスフォード・ストリートやビクトリア駅周辺で道に迷ったときには、まずは気軽に山高帽のスタッフに聞いてみるのがおすすめです。
Red Caps(New West End Company)
URL www.newwestend.com
Victoria BID's Street Ambassadors
URL www.insw1.com
Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ロンドン生活のアレコレに関する、初めてのバイリンガル・フォトエッセイ電子書籍「Nice and Lovely Tiny Things ささやかなロンドン暮らし」を年内に刊行すべく準備中
text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)