国際空港オープンでがぜん注目ロンボク島!

 アジアのビーチリゾートの中でも隠れ家的存在であったインドネシアのロンボク島に2011年10月1日、新しい国際空港がゲートオープンした。ドバイの大手ディベロッパー、エマール社による建築も話題で、現在のところ新空港の完成度は半分ぐらい。最終的にはバリ島のデンパサール空港の約2倍の規模をもち、3000m級の滑走路を備え、B747やA380など大型旅客機も離発着できる大型空港になるという。

 国際線はシンガポールからシルクエアーのほか、オーストラリア、マレーシア、香港、アブダビから就航予定。ただし、残念ながら日本からの直行便は現在のところ未定だそう。メインエントランスは、ロンボク島の原住民族であるササック族の高床式萱葺住居のシルエットでデザインされており、地元に根付く文化を空港に到着した瞬間から楽しめる趣向となっている。

 もちろん、近代的な国際空港の誕生は、地元の人たちにとってもうれしいニュース。連日、お祭り騒ぎ状態で、旅行者たちより地元の人々で混み合っているのも、素朴なロンボク島らしいところ(!?)。悠然と離着陸する飛行機、キレイに磨き上げられた空港ロビーなど、休日のアクティビティとして空港見学が大人気で、周囲には食べ物、飲み物を売る屋台まで出るにぎわいっぷりだ。

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text:Yuko Yoshida