アジアの隠れ家ビーチ、ロンボク島に注目！

ロンボク島の多彩な魅力

 さて、このロンボクだが島が位置するのは、バリ島の東、約50km。周囲をエメラルドブルーの海に囲まれ、島内には、感動的に白い砂浜が点在する。

 古き良き時代のバリ島の面影を残し、のどかな光景が広がっているのが何よりの魅力で、サーファーたちから絶大な人気を集めるビーチも多い。なかにはこの島に惚れ込んだ末に移住してしまうサーファーもいるというのも納得だ。また、バリとロンボクの間に広がる海では、世界でも大変珍しい海洋生物を見ることもできるというから、シュノーケリングやダイビングの楽園なのだ。

 また、ロンボクには、ここ数年、話題のリゾートも続々とオープン。とくに人気が高いのが、インドネシアの伝統文化を、斬新な切り口でモダンなセンスとミックスさせたデザインの“ホテル・トュグ・ロンボク”だ。アンティークコレクターとしても有名なオーナーのこだわりが随所に生かされ、古き時代へとタイムトリップしたような空間に、誰もがわくわく心を躍らせること間違いなし！ 

 ロンボク島チャクラヌガラ王宮で発見された古文書の世界を現代によみがえらせ、インドネシアで過去もっとも繁栄し、広大な地域を支配したという中世ヒンドゥー・マジャパヒト時代の空気を感じさせる演出は、まさしく非日常の時間へといざなってくれる。

 そのほか、スラウェシ島の人気ダイビングリゾート“ココティノス”も進出するなど、刻々と魅力は増している。こんな最旬の島へ簡単・快適にアクセスができるように、日本からの直行便の1日も早い就航をお願いします！

吉田陽子 (よしだようこ)
インドネシア・バリ島在住。バリ島およびインドネシア国内で発行する日本語情報誌アピ・マガジン編集長。大学在学中からグラフィックデザインを勉強し、日本の出版界で働いたのち渡バリ。現在はバリ古典舞踊プログラム『Tetamian(テタミアン)』のマーケティング&PRも兼ね、日本とインドネシア間の友好イベントのPR、サポート、メディアパートナーも行う。

text:Yuko Yoshida