イタリアでも健康食ブーム!
トスカーナの料理教室で日本食材の魅力再発見!

 美食の国イタリアでも、オーガニックやBIO食品などの人気が高まり、安全で健康的な食生活に注目が集まっています。野菜を多く取り入れ、健康に良い食材を使ったメニューにも関心が高まり、それについての料理教室なども、多く開かれるようになりました。そして、健康に良い食材として、味噌や醤油、豆腐やわかめなど日本の食材が注目されているのです。

料理教室が行われたグレーヴェ・イン・キャンティの「ヴィラ・サンタ・マルゲリータ」。

 さて、日本の食材は、イタリアで一体どんなふうに取り入れられているのでしょうか? 自然豊かなトスカーナの森のヴィラで行われた料理教室をレポートします。

 また、そのメニューから、日本のある食材を使った、おいしいヘルシーなデザートのレシピもご紹介致します。

イタリア料理に出会った、日本の食材たち

 料理教室が開かれたのは、フィレンツェの郊外、美しい緑に囲まれたグレーヴェ・イン・キャンティの森のなかにあるヴィラ。

緑が美しいグレーヴェ・イン・キャンティの森とヴィラのプール。

 身体に良い食事もそうですが、まずこの自然豊かな環境が、心にたっぷり栄養を与えてくれますよね。

左:ヴィラのテラス席を飾るのは、庭のリラの花。
右:緑あふれるヴィラの庭。

 さて、こちらのヴィラのキッチンで行われた料理教室、今回は野菜をたくさん使ったベジタリアンメニューでした。

料理教室の様子。

 メニューは「野菜のスープ」と、「生姜とクミンの炊き込みご飯、ひよこ豆と野菜のペースト、野菜の漬け物」。季節の野菜と、新陳代謝を促す効果のあるスパイスを取り入れたレシピです。

左:野生のハーブを加えた野菜のスープ。
右:生姜とクミンの炊込みご飯、ひよこ豆と野菜のペースト、野菜の漬け物。

文・撮影=藤原亮子