会津の魅力を満喫する3コースのトレイル

CREA5月号の特集は「人生に大事なもの3つ」。さまざまなジャンルにわたり、本当に大切なモノやコトを見つめ直すヒントが詰まった一冊だ。というわけで、ここでは、星野リゾートの各施設から、旅を楽しくする、とっておきの「3つ」を紹介していこう。

その土地ならではの歴史や食文化などを学びながら歩くトレイルウォーク。期間は2016年6月30日まで。

 会津磐梯山の麓、猪苗代湖を見下ろすロケーションに建つ「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」。ここには磐梯の土地を歩きながら歴史を学び、食文化を楽しめる“Orahoトレイルウォーク”の3つのコースがある。

 「おらほ」とは会津の言葉で「私たちの土地」という意味。トレイルは小径のことで、自然の中を歩きながら旅するロングトレイルは、もはや欧米では旅のスタイルとして定着し、日本でもトレイルウォークやトレイルランが整備されつつある。Orahoトレイルウォークは、会津磐梯の歴史や自然と食が楽しめる、充実のコースとなっている。

五色沼湖沼群をめぐる“山桜と新緑の五色沼コース”は全長約3.6km。体力レベル★。

 “山桜と新緑の五色沼コース”は、磐梯山の噴火によりできた名勝地、五色沼湖沼群をめぐるコース。天候や時間帯によって変化する翡翠色の五色沼が新緑の中に浮かび上がる様は絶景だ。ランチには会津のB級グルメとして人気の会津ソースカツ丼を召し上がれ。

城下町をめぐる“春爛漫 会津若松・鶴ヶ城城下町コース”は全長約10km。体力レベル★★。

 “春爛漫 会津若松・鶴ヶ城城下町コース”は、会津若松の名城、鶴ヶ城をはじめ、歴史ある寺社仏閣や伝統工芸に触れながら、城下町をめぐるコース。ランチには会津名物の田楽味噌を楽しもう。

歴史ある会津まほろば街道を歩く“里の春 まほろば街道コース”は全長約15km。体力レベル★★★。

 “里の春 まほろば街道コース”は、会津盆地の西側、会津坂下町から喜多方市にかけて続く会津まほろば街道を歩くコース。約1500年前の修験者が歩いたという道には寺社仏閣も多く、由緒ある醤油蔵や酒蔵なども並ぶ。ランチには、全国にファンも多い喜多方ラーメンが味わえる。

 目的や体力レベルに応じて選べる3つのコースは、どれも魅力的だ。

星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
所在地 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
電話番号 0570-073-022(星野リゾート予約センター)
URL http://www.bandaisan.co.jp/

文=榎本市子