【2025/10/6 - 2026/1】



世界的に活動するクリエイティブコレクティブ・ライゾマティクスが独自開発した、AIが「自己を学習する姿」と「再帰的に進む学習過程」の双方を同時に体験可能なAIプロジェクト《recursive》を京都大学新アートスペース第一弾展示として発表!

この度、ライゾマティクスは2025年10月6日(月)から2026年1月末にかけて京都大学にてAI作品《recursive》を展示します。



ライゾマティクス(Rhizomatiks)ライゾマティクスは、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行うクリエイティブコレクティブです。アーティスト、デザイナー、エンジニアで構成され、ハード・ソフトの開発からオペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持ちます。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表しています。

https://rhizomatiks.com


2024年「recursive」展示風景 (C)Rhizomatiks courtesy of KOTARO NUKAGA photo by Osamu Sakamoto

本作は、2024年にKOTARO NUKAGA(天王洲)で開催された個展「Rhizomatiks Beyond Perception」にて展示されたライゾマティクスが独自に作成した約17万枚の画像のみで学習したAIモデル《Beyond Perception Model》を発展させ、「AIの再帰的な自己学習と創造性の進化」をテーマに探求する、現在進行形のプロジェクトです。

昨年、東京・表参道のOMOTESANDO CROSSING PARKで開催された「recursive」では、屋外に大型LEDと、その映像を捉えるカメラを設置し、AIが生成した映像を表示し続けながら、それを再び学習に取り込むことで「自己を学習するAI」の過程が公開されました。一見するとインタラクティブ映像やフィードバック現象のようですが、実際にはAIの構造的な限界やリスクを可視化する試みであったとライゾマティクスは述べています。


2024年「recursive」展示風景 (C)Rhizomatiks courtesy of KOTARO NUKAGA photo by Osamu Sakamoto

一方、今回の京都大学での展示では、AIが「自己を学習する姿」と「再帰的に進む学習過程」の双方を同時に体験可能です。自己学習のループは崩壊に繋がる可能性を孕んでいますが、人や環境の介入によってその危機を回避し、単なるフィードバックや機械学習を超えた創発的な表現を目指しています。本展は、その生成と進化のプロセスを作品として公開する挑戦的な実践といえるでしょう。

今回の展示は、京都大学 経営管理大学院「キュレーション理論・実践とマネジメント寄附講座」と成長戦略本部の企画により、京都大学吉田キャンパス内の国際科学イノベーション棟に新設されたアート展示環境の第一弾展示として開催されます。

ぜひ会場にてご高覧ください。

【開催概要】

recursive v1.01

会場: 吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟 西館1階

会期: 2025年10月6日(月)- 2026年1月末日(予定)

開館時間: 8:30 - 17:15

※一般の方の見学も可能ですが、展示フロア以外への立ち入りはご遠慮願います。

休館日: 土日祝、大学が定める休日、年末年始

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