凹凸のある海岸線で建物の水平を保つのに、フォーゴ島では「stilts(竹馬)」と呼ばれる工法が広まった。フォーゴ・アイランド・インも、建物から足が生えたように見える“竹馬工法”を採用。 「Fogo」とはポルトガル語で炎の意。16世紀にはポルトガル人もこの島付近で漁を行っていた。良質な塩をイギリスに渡し、船をフランスから守ってもらっていたという記録が残る。 ガラス張りのダイニングルーム。北大西洋に夕日が沈む。 光の加減で多彩な表情を見せるよう、外壁は灰色がかった白。 アーティストの展覧会が開かれるギャラリー。 ダイニングルームに隣接するバーとラウンジ。 ロビーからも海を一望。 建物に木を使用することもコンセプトのひとつ。 壁材はスプルースという木材。 最上階の4階にはサウナとホットタブが。 ラブラドール・ルームは1泊1,875カナダドル。 食事は宿泊料金に含まれる。この日のメインは写真のラムのほか、牛、タラ、ロブスターから選ぶ。 前菜の海藻、ファイヤーウィード。 デザートのヤギ乳のババロア。 カナダの東端、ということは最もヨーロッパに近いカナダということ。黄昏時、数百年前に水平線の向こうからこの地に来た船を想う。 ショウル湾に面したタワー・スタジオ。スタジオの地図はウェブサイトで確認。http://www.yatzer.com/Fogo-Island-Studios-Saunders-Architecture-Newfoundland-Canada/ ティルティングという町の高台にあるスクィッシュ・スタジオ。スクイッシュは曲がるの意。 記事を読む