お手本にしたいオシャレなビーチハウス

 「バリ島で一番オシャレな家へ遊びに行こう!」と友人に誘われて訪れたビーチハウス。1998年にイタリアから移住してきたという家族が、週末に思い切り家族でサーフィンを楽しめるようにと2年前にバリアンビーチの近くに建てたのだそう。

招待されたのはこちらのビーチハウス。サーフィン後は、広めのテラスでエスプレッソとクッキーをつまみながら家族で団らんの時間を楽しむそう。日中、ロープには洗濯物が干されている。

 こちらのお宅の一番のこだわりは、木材。すべてジャワ島から取り寄せたアンティーク木材を使用し、自分たちで白くペイントし直したという。白を基調とした内装には、マリンをイメージしたという手作りのタイルやエメラルドグリーンのソファが映える。「まだまだ収集中です」とご主人は遠慮がちに言っていたが、ユニークなアンティーク風の雑貨も無造作にディスプレイされて本当にキュートな空間だ。

リビングルームの一角。週末はサーファー仲間を招いてウクレレで音楽を奏でながらパーティを開くそう。特注の棚やその上の雑貨も全てバリ島で買い付けたもの。

 そういえばこの手作り感や可愛らしさ、最近人気のカフェやヴィラで見かける雰囲気と似ていた。そう、今バリ島で「オシャレ」と(少なくとも女子に)言われる場所には、アンティーク感や無造作感が必要不可欠なのだ。

女性に人気のカフェ「カフェ・ムーン・ライト・バリ」の店内の様子。リサイクルウッドを組み合わせたテーブルやビビッドに塗装された家具がキュート。
清潔感のなかにも、アンティーク風家具が醸し出すほっこりと落ち着くゆるさがあって、居心地がいい。

文・撮影=api-magazine(アピ・マガジン)編集部