オリジナリティあふれるサービス「夏の現代湯治」

「界 津軽」の“こぎんの間”。縁側には津軽びいどろの風鈴とヒバの団扇も用意される。

 星野リゾートの温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、現在、夏を快適に過ごすためのオリジナリティあふれるサービスを用意している。

 その名は「夏の現代湯治」。古くから伝わる知恵や、その地域で培われてきた工夫を活かし、ゲストに清涼感を提供しようという試みだ。

 この企画に参画している旅館は、全9軒。いずれも興味深いサービスを行っている。

 「界 津軽」には、青森の誇る伝統工芸、こぎん刺しの魅力を伝える“koginラウンジ”が誕生。また、特別客室“こぎんの間”には、こぎん刺しをあしらった美しい麻の蚊帳が用意されている。

「界 松本」中庭の滝。この上に設けたステージでコンサートが行われる。

 「界 松本」では、ホテルの敷地内に設けられた滝の上の空間で行うコンサートや、オリジナルタンブラーを片手に城下町を散策する“松本湧水巡り”など、夏らしいイベントが満載。

「界 アルプス」の縁日。金魚すくいや綿菓子作りに、子どもたちが歓声を上げる。

 15時から夜中まで、とことんサービスを充実させているのが「界 アルプス」。縁日、蛍狩り、星空さんぽ、井戸水で冷やした野菜、そして和牛の冷しゃぶ会席……。夏の信州の魅力を味わい尽くしたい。