中国茶館でシンガポールの歴史に思いを馳せる
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昨今のシンガポールのイメージといえば、マリーナベイサンズやリバーサファリなどのにぎやかなスポット。近代的でメジャーなポイントももちろん楽しいところですが、たまには昔ながらのまったりとした雰囲気を楽しんでみるのもおすすめです。そこで思い出に残るレトロ体験をふたつご紹介。
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まずは、チャイナタウンの少し外れた場所にある、中国茶館「ティーチャプター」。エリザベス女王が訪れたことでも有名で、ショップハウスと呼ばれる伝統的な建物をそのまま利用しており、その華やかな外観から(道を渡った反対側から眺めたほうが、よくわかります……)テンションが上がること間違いなし。1階が茶葉や茶器の販売、2・3階がティーサロンとなっています。
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ティーサロンには40種類以上の中国茶が揃い、自家製の中国菓子とともにクラシカルな雰囲気のなかでまったり過ごすことができます。10シンガポールドルをプラスすれば、エリザベス女王と同じ席に座ることができたり、店員さんにお願いしてお茶の淹れ方をレクチャーしてもらったりと、ちょっとしたアミューズメント要素も満載です。
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よく旅先で見かける茶器ですが、いまいち使い方が分からずにビジュアル買いしがち。でも、ティーサロンでしっかりマスターしてから手に入れれば、帰国後の楽しみも増えそうです。ちなみに写真は、聞香杯と茶杯のセット。背の高い方の聞香杯にお茶が注がれますが、そこからは飲まず、まずは背の低い茶杯にお茶を移し替え、空いた聞香杯で香りを楽しみ、その後、茶杯からお茶をいただきます。チャイニーズアロマの奥深い香りにきっと癒されることでしょう。
文・撮影=マンゴスティン倶楽部