スターバックス旋風到来！
ホーチミン市にシアトル系カフェが続々

おしゃれカップでテイクアウト！
ローカル向けシアトル系カフェ

スタンドカフェの先駆け、パッシオ。

 スターバックスの登場にともない、ベトナム発のシアトル系カフェも急激にその数を増やしています。特にテイクアウェイを基本としたカウンターメインのお店が多く、その先駆けともいえるのが、黄緑色の看板が目印の「パッシオ(Passio)」。スターバックスよりも比較的低価格で、現地の学生たちでにぎわいを見せています。

おしゃれな若者が集うアーバン・ステーション・コーヒー。

 電話ボックス風の赤い扉が目印の「アーバン・ステーション・コーヒー(Urban Station Coffee)」もまた、最近その数を増やしている人気カフェ。ホーチミン市だけでなく、ハノイやブンタウ、ダラットなど各地に展開し、ロンドンをイメージした雰囲気の店内は、どの時間帯も現地ベトナムの若者たちでいっぱい。テイクアウトはもちろん、ノートブック型のコンピューターを持ち込み、コーヒーを片手に思い思いの時間を過ごす現地ベトナムの若者の姿も多く見られます。

半路上のローカルカフェでもテイクアウェイのシアトル系コーヒーを扱う店が増殖中。

 これらのカフェのメニューには、昔ながらのベトナムコーヒーではなく、カプチーノなどのエスプレッソ系コーヒーがずらり。各店それぞれ独自のレシピをそろえ、なかには南国のフルーツを使ったスムージーなどもあり、さまざまな味を楽しませてくれます。もちろんどこも店内での飲食が可能ですが、好みの一杯をテイクアウトし、公園などの街角でベトナムの風景を眺めながら、ゆったりと現地の味を堪能するのもおすすめです。

文・撮影＝杉田憲昭