「天空のフレンチアフタヌーンティー」

◆ザ・プリンス パークタワー東京

 「ザ・プリンス パークタワー東京」では、前回好評だった同ホテル初の“フレンチアフタヌーンティー”の第2弾を2023年6月30日(金)まで提供している。

 アフタヌーンティーをフレンチスタイルで堪能できる、その名も「天空のフレンチアフタヌーンティー」。今回は、新緑の季節に合わせてレストラン名にもある“ヴェール=緑”がテーマだ。

 “ポタジェ/ヴェール(緑の菜園)”と名付けられたセイボリープレートは、素材の甘みとコクのあるグリーンピースのプチスープ「ポタージュ“サンジェルマン”」、クスクスの食感とハーブの香りでさっぱりと仕上げた「海老とハーブのタブレ」、フランス式オープンサンドウィッチをイメージした「生ハムのタルティーヌ」など全7品。盛り付けにもこだわったプレートからは、まさに春の芽吹きが感じられるよう。

 オードブルプレートは、昨年2022年にパリで行われた、フランス料理国際コンクール“トロフェ・パッション/2022”で総合3位に入賞した、「レストラン ブリーズヴェール」料理長の茂手木了氏考案の「魚介と青野菜のプレッセ 爽やかな風味のソース・ヴェール」が供される。魚介を季節の青野菜とともにプレッセにし、ハーブが香る卵黄のソースを添えた、見た目も鮮やかな1品だ。

 スイーツメニューのラインアップは、サクっとした食感にこだわった「抹茶のプティシュー」(トロフェ・パッション/2022作品)、青リンゴのジュレを纏わせたフロマージュブランのムース「青リンゴのムース」、「ココナッツ杏仁 メロンのヴェリーヌ」、「白ブドウのタルト」、そしてプレーンと抹茶の2種のスコーン。

 そしてこの「天空のアフタヌーンティー」のハイライトとも呼べるメニューが、盛り付けや演出にもこだわった、2種類から選べるグランデセールだ。

 “春の訪れ”をイメージした「ル プランタン」は、ゲストの目の前のテーブルで仕上げをすることで、ほのかな桜の香りとともにまるで雲海のような煙が湧き出し、白鳥が天空を舞っているような様子が楽しめる、ルビーショコラのムース赤い果実のソルベ。

 もうひとつは、新緑の地に花が咲く様子を表現し、濃厚なピスタチオのムースとバニラアイスに酸味のあるオレンジソースをかけた「セゾン デ フィーユ」。

 ちなみに前回の「天空のアフタヌーンティー」開催時も、どちらのデザート(グランデセール)をオーダーするか迷う人が続出したとか。2人でシェアするもよし、2回リピートするもよし。せっかくなら、ぜひ2種類とも味わいたいもの。

 ホテル最上階からパノラマの景色が一望できる空間で、オードブルプレートやグランデセールなどフレンチならではのメニュー構成で供される、オリジナリティ溢れるアフタヌーンティーに舌鼓を打つ。同ホテルならではの眺望と美食の饗宴を堪能する、優雅な午後のひとときをぜひこの機会に。

ザ・プリンス パークタワー東京

所在地 東京都港区芝公園4-8-1
電話番号 03-5400-1170(「レストラン予約課」10:00~18:00)
https://www.princehotels.co.jp/parktower/

◆特設サイト
https://www.princehotels.co.jp/parktower/plan/briseverte/afternoontea_2023.4-6/

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2023.05.09(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)