伝統を守りながら、新しい感性も自由に育んできた沖縄。そんな珠玉の物作りの素晴らしさを、より一層鮮やかに体感できるとっておきの空間へとご案内しましょう。

 おすすめの宿、カフェなどを4回に渡りご紹介。

 名護市の「翡翠巣 カワセミノス」は築70年の古民家をリノベーションした、沖縄の風を感じる癒やしの宿です。


古民家をリノベした島の宿でユニークな山原屏風を知る

◆翡翠巣 カワセミノス(カワセミノス)
[名護市]

 人気絶景スポット、古宇利大橋から車で5分ほど。屋我地島の集落に立っていた築70年の古民家をリノベーションした宿、「翡翠巣 カワセミノス」。

 沖縄の古民家といえば赤瓦を思い浮かべるが、こちらの瓦はセメント製。これはセメント瓦と呼ばれ、屋我地島のある名護市発祥の瓦だ。

 そのセメント瓦を屋根だけでなく、屋敷前に設けられた水盤や古民家に見られるヒンプンと呼ばれる目隠しにも使用。独特な空気を醸し出している。

 さらに目を惹くのが屋敷内に使用された菊田一朗さんの山原屏風だ。

 国産楮100%の手漉き和紙を幾重にも重ね、沖縄の自然を墨絵の技法で表現。落ち着いた雰囲気を演出し、旅の疲れを癒やすのにひと役買っている。

 宿のすぐ隣には、沖縄で注目を集めているビストロ「tutan」が営業。

 地元の食材を使用した料理をナチュラルワインとともに楽しめる。オーベルジュ感覚で利用するのもおすすめだ。

翡翠巣 カワセミノス(カワセミノス)

所在地 沖縄県名護市運天原527
電話番号 0980-52-8020
客室数 1室
料金(1棟) 44,000円~(1棟2名利用)
https://www.mukaka.co.jp/

●tutan
電話番号 0980-52-8039
営業時間 火・水曜 11:30~16:00、金~日曜 17:00~23:00
定休日 月・木曜

Feature

沖縄の美意識を楽しむ
とっておきの空間4選

Text=Kazuhiro Ito
Photographs=Chotaro Owan
Edit=Shojiro Yano

この記事の掲載号

京都と沖縄 二つの美意識を訪ねて Beautiful Kyoto & Okinawa

CREA Traveller 2022 vol.2

京都と沖縄
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定価1,350円 (税込)

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