文化を次代へ受け継ぐべく当主たちが情熱を注ぐ発信拠点で触れる伝統文化と現代アート。

 京都で訪れたい、おすすめの美術館とギャラリーを3回に渡りご紹介。


現代アートが身近に感じられる空間

◆MtK Contemporary Art(エムティーケー コンテンポラリー アート)

 「京都市京セラ美術館」リニューアルで賑わいを増す岡崎エリア。

 その一端を担う「エムティーケー コンテンポラリー アート」は、京都を拠点に自動車販売事業を行うマツシマホールディングスの運営。

 「芸術文化への貢献を目指して現代アートを本格的に紹介し、流通の拠点となるアートスペースを」と立ち上げたコマーシャルギャラリーだ。

 家をモチーフに改装した空間は彫刻家・名和晃平が率いるクリエイティヴ・プラットホームSANDWICHによるもの。

 ディレクターには現代美術作家の鬼頭健吾を迎え、西日本に縁ある作家を中心に、注目アーティストの作品を展示する。

 雰囲気の軽やかさも含め、アートを身近に感じさせる存在だ。

ZMtK Contemporary Art(エムティーケー コンテンポラリー アート)

所在地 京都市左京区岡崎南御所町20-1
電話番号 075-754-8677
開館時間 10:00~18:00
休館日 月曜
拝観料 無料
https://mtkcontemporaryart.com/

Feature

アートで寄り道
美術館&ギャラリー

Text=Mako Yamato
Photographs=Atsushi Hashimoto