鴨川畔の空間を独占してゆるりと飲み比べるお茶。

 プライベート感たっぷりに過ごす時間は開放感もひとしおです。


たゆたう鴨川を眺めながら、煎を重ねる茶を味わう

◆茶室/茶藝室 池半(ちゃしつ/ちゃげいしつ いけはん)

 街中より緑豊かな鴨川のほとりにある茶のための空間。屋号に茶室と茶藝室の2つが並ぶのは、台湾の茶藝館のように茶を何煎も淹れるスタイルで、台湾茶はもちろん日本茶も味わってほしいとの思いから。

 「扱うのは茶農家から直接仕入れた、有機栽培や自然農法で栽培された茶葉。日本でも煎を重ねて味わう上質な茶葉が増えています。茶と共にある穏やかで豊かな時間を知ってもらえれば」と店主の小嶋万太郎さん。

 2020年夏には2階の改装を終え、鴨川が一望のもとに。供されるのは好きな茶葉を選べる3種の茶と、豆花など2種類の菓子の“茶席のコース”。

 鴨川の眺めと茶と。京都ならではのもてなしがここにある。

茶室/茶藝室 池半(ちゃしつ/ちゃげいしつ いけはん)

所在地 京都市下京区都市町143-11
電話番号 なし
営業時間 12:00~、14:00~、16:00~(90分制)
※ホームページからの完全予約制。1組4名までの貸切
https://ikehan.jp/

Text=Mako Yamato
Photographs=Atsushi Hashimoto