スタイリスト目線で考え抜かれたデザインと機能性

 「母になってマタニティウェアを探しましたが、自分が理想とする機能性とおしゃれの両方を満たしてくれるものが本当に少ないということを実感しました。

 特に最近は30代半ばから40代で出産される方も多いので、これまで仕事的にも年齢的にも充実した生活を送ってきた女性たちが良いと思える上質なものを産前産後も身につけたいと思うのはごく自然なことですよね。

 人生の一大イベントとして記憶に残る大切な時間ですし、肌触りやデザイン、素材にも一切妥協したくない。

 不安な気持ちになることが多い妊娠中、出産のための入院時や、産後の乳児と暮らす新しい生活において、自分らしくおしゃれを楽しめるようなデザインと、快適にリラックスして過ごせる機能性を追求し、完成したのがgreenomeのマタニティウェアです。

 私自身、蕁麻疹に悩まされたこともあり、素材には特にこだわりました。

 柔らかでデリケートな赤ちゃんの肌にも優しく、余計な装飾や縫製を極力少なくし、肌触りも真綿に包まれるような着心地を実現しました。

 体型変化の大きい産前産後にも対応するよう、ゆったり着られるフォルムや広い授乳口など、細部にまでこだわり抜いたデザインも特徴です」(古田さん)

子どもたちの未来へ繋ぐサスティナブルな素材や製法

 「将来を生きる子どもたちのために、サスティナブルであることにもこだわっています。

 肌と地球に優しいサスティナブルコットンの使用や、廃棄ペットボトルから作られたサスティナブルな素材であるECOBLUE®のサテン生地など素材を厳選し、フェアトレードを遵守する日本の縫製工場で1点1点丁寧に作っています。

 衣類品の大量生産・大量破棄の問題にも目を向け、在庫を抱えないことや、一部商品のリユースサービスなど、環境に配慮した取り組みも行なっています。

 ひとりの母親として子どもたちの未来を守りたい。産後の自分が着るものの、その先まで見える大人の女性にお届けしたいアイテムです。

 greenomeでは、妊婦の方や子育て中の母親の方をはじめ、この役割を担うすべての方を称賛し、多様で自分らしい母親像を応援していきたいと思います」(古田さん)

 greenomeではサスティナブル素材を使用し、さらりと心地よい着心地のサマーコレクションが発売中。ぜひチェックしてみて。

greenome(グリーノーム)

https://greenome.store/
Instagram @greenome_official

古田千晶(ふるた・ちあき)

ファッション誌や広告を中心としたスタイリング、アパレルやウェディングブランドのディレクションを手がけるなど幅広く活躍。6歳の娘と2歳の息子の母。
Instagram @furuta_chiaki

2021.07.08(木)
文=CREA編集部