いちごに見立てた飴細工の器
◆アマン京都

 京都の洛北の密かな森の庭に佇むプライベートリゾート「アマン京都」では、アートのような飴細工の器の8重層パフェ「苺 Art of Strawberry」と、春を満喫する「苺と桜のアフタヌーンティー」を期間限定で提供している。

 「苺 Art of Strawberry」の思わず目を引く大きないちごは、なんと繊細な飴細工。

 エグゼクティブペストリーシェフの松尾浩幸氏が率いるペストリー工房で、一つひとつ手仕事で仕上げているという。

 そんないちごに見立てた飴細工の器のふたを開けると、京都上賀茂産のフレッシュいちごが。そしてやわらかな口どけの練乳のエスプーマにはじまり、甘酸っぱい苺のコンポート、ふんわり軽いジェノワーズが次々とあらわれる。

 上品な甘さの和三盆クリームや柚子のジュレとジャムをアクセントに、サクサクとした食感のホワイトチョコレートのコーンフレークを合わせた、8種類の味を重ねたこの贅沢なパフェに添えられた、本物のそっくりのいちごに見立てたチョコレートと合わせて味わいたい。

 もうひとつの春スイーツは、開業以来人気の「ザ・リビング パビリオン by アマン」のアフタヌーンティーだ。

 今春は、見た目も華やかな「苺と桜のアフタヌーンティー」が登場。2021年4月30日(金)まで楽しむことができる。

 桜の絵が浮かび上がる桜茶からはじまり、テーブルに運ばれる重箱の1段目には、「フォアグラと苺の最中」や「桜海老と筍の粽」など、総料理長の鳥居健太郎氏が春の食材で作る上品な大人の味わいのセイボリーが。

 2段目には、エグゼクティブペストリーシェフ松尾浩幸氏が、一つひとつ丁寧に仕上げる和菓子に見立てたスイーツが詰められている。

 甘い香りと爽やかな酸味を楽しめる「苺のオペラ」や可愛らしいピンク色の「桜のムース」や「どら焼き」。そして「蕗の薹のマカロン」など。

 春の訪れを感じられるメニュー揃えで、目にも楽しく至福の時間を約束してくれる。

 アフタヌーンティーのフィナーレにはワゴンでお団子を焼き、抹茶を目の前で点てる演出で楽しませてくれるうえ、おみやげにひと口サイズの焼き菓子とアマン京都オリジナルの紅茶が付くのもうれしい。

アマン京都

所在地 京都府京都市北区大北山鷲峯町1番
電話番号 075-496-1335(レストラン予約)
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/dining-experience

文=立花奈緒(ブレーンシップ)