京都市街地のほぼ中央にある
天然温泉の湧く瀟洒なホテル

女性専用フロアやスパなど、女性にうれしいサービスも充実

 京都駅からタクシーで10分、京都駅の正面を南北に貫く、古都のメインストリート烏丸通に面した欧風の瀟洒な建物が、「ホテルモントレ京都」だ。

英国の邸宅を思わせる重厚な雰囲気のフロント

 古都・京都にあってこのホテルが欧風なのには理由がある。イングランドの北方に位置するスコットランドの首都・エジンバラは、歴代のスコットランド王が居城とした城のある、街全体が世界遺産に登録された城塞都市。エジンバラと京都は、ともに古い街並みと伝統的な文化や生活様式を残すことから、姉妹都市の関係にある。このホテルは、その古都エジンバラの佇まいをテーマにデザインされたのだ。

 ホテルから烏丸通を渡ってすぐのところにあるのは、聖徳太子が創建した寺「六角堂」。この六角堂の東門を入ると敷石の中央に、「へそ石」と呼ばれる石がある。これは、かつてここが京都の中心地だったことを示す石だ。つまり、ホテルのある場所はほぼ京都市街の中央に位置しているということになる。

上：スパ「トリニテ」の浴室
下：大きな窓のあるリラックスラウンジ

 欧風のデザインと京都市街地のほぼ中央という好立地からは想像できないが、なんとここでは地下1000メートルから湧き出る天然温泉も楽しめる。ホテルのスパ「トリニテ」が位置するのは最上階の13階。温泉につかったあとは、リラックスラウンジの大きな窓からゆったり京都の街並みや山々を眺めるのもいい。このスパでは、エステ・ボディケア・岩盤浴(女性限定)など女性にうれしいサービスも充実している(※13階の利用には別途料金が必要)。

「チャーミング」と名付けられたツインルーム。京の夕暮れを思わせる茜色をベースにしている

 女性にうれしいのは、スパのサービスだけではない。客室の最上階である12階は、女性専用フロアとなっている。さらに、ホテルのエレベータホールはセキュリティ扉で区画され、全室禁煙。母と娘、女子旅など、女性同士の滞在にもぴったりのホテルだ。

 ここを拠点にすれば、京都市内のどこへでもアクセスは簡単。そして、ホテル滞在中も京都観光のあいだも、「京のおもてなし」を存分に満喫できるはずだ。