レストラン、バーとしても一流のクオリティを誇るピンポン・バー
仕掛人のひとり、アダム・ブリーデンは、ロンドン初のボーリング・バー、All Star Lanesを2006年にオープンし、瞬く間にロンドン内に4つの店舗を展開して大成功。もうひとりのドヴ・ペンジックは、自身がジュニアで英国代表に選ばれた経験を持つほどの熱心な卓球選手で、また鉄鋼とメディアという異なるフィールドで活躍するビジネスマン。このふたりがタッグを組み、さらに、ピンポンの生みの親ジャン・ジャック3世の孫にあたるジョー・ジャックの協力も得て、ピンポンが生誕の地に戻ってきたのです。
右:アワード受賞のバーテンダーが振るカクテルは7.5ポンド~
「ピンポンというコンセプトに頼らずに、レストランはレストランとして、バーはバーとして一流のクオリティを達成できるように、素材から内装、シェフ、バーテンダーにいたるまで、こだわっています」とアダムさん。食事もお酒も楽しめる、そしてなにより、ピンポンを通して、隣のテーブルの人とおしゃべりをしたり、シングルスがダブルスになったり、という交流の場としてのピンポン・バーを目指しているのだとか。
開店2週間後には、大盛況のBounce。これからますます、出会いを求める人々が集う場所になりそうな予感がします。
右:この地でピンポンが発明され、特許を取りました、というプラークがかかっている
Baunce
住所 121 Holborn, London EC1N 2TD
電話番号 020-3657-6525
URL www.bouncelondon.co.uk
料金 卓球台一台につき、30分10ポンド~(使用料が割引になる会費制の会員制度あり)
営業時間
月~水 17:00~0:00
木 17:00~1:00
金・土 12:00~1:30
日 12:00~23:00
Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ヨーロッパでの生活をテーマとした初めての電子書籍を年内に刊行すべく、準備中。
text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)