アヒルのキャラクターが点心に!
「B.Duck茶樓」

 2017年7月のオープン以来、マカオのファミリー層に大人気となっているのが、香港発の「B.Duck」というアヒルのキャラクターとコラボレーションしたこちらのお店。お店の内装はもちろん、食器から点心に至るまで、とにかくB.Duckづくし。

 日本ではまだまだ馴染みのないキャラクターですが、キャッチーなので即ファンになってしまうことでしょう。

 点心業界の競争が非常に激しいマカオとあって、いくらキャラクターが良くても中途半端な味では人気は持続しません。こちらでは、オーダーを受けてから調理するスタイルで、舌の肥えたマカオ人も納得の味をキープしており、コストパフォーマンスも良いとの評判を獲得しています。

 点心はランチタイムのみというレストランも多いなか、こちらは点心専門店とあって、すべての時間帯で点心メニューを提供しているというのも嬉しいところ。

 ちなみに、ロケーションは観光名所やホテルが多く集まるエリアからはやや離れた「新橋(サンキウ)」と呼ばれる下町エリア。周辺には野菜や果物、日用雑貨を扱う屋台の並ぶストリートマーケットもあり、アジア独特の活気を感じることができます。

○パンダ&B.Duck

 アニマル点心界ではメジャーなパンダモチーフですが、こちらは口の部分がB.Duckに。

 シグネチャーメニューの「カスタードバン」で、ふわふわのバンズの中にはとろとろのカスタードクリームが入っています。ほどよい甘さで、お茶請けにもぴったり。

 アヒルの顔の形をした点心とは、いったい中身は何でしょう? 実は、点心の定番、エビ蒸し餃子でした。アヒルの顔からは想像できない、プリプリしたエビの食感が味わえます。

B.Duck Chinese Dim Sum
(B.Duck茶樓)

所在地 澳門連勝馬路89號 廣逸居地下C座(竹林寺向かい)
電話番号 2821-0501
営業時間 10:00~22:00
定休日:無休
※点心メニュー全日提供

※1マカオパタカ=約14円
※「ザ・エイト」及び「凱旋軒」では価格に別途サービス料(10%)が付加されます
※メニュー、価格は取材時のもの。今後変更になる可能性もあります

勝部悠人(かつべ ゆうじん)

大学時代にポルトガル語を専攻。大学卒業後、日本の出版社に入社し、旅行・レジャー分野を中心にムック本の編集を担当したほか、香港・マカオ駐在を経験。2012年にマカオで独立起業し、邦字ニュースメディア「マカオ新聞」を立ち上げ、現地最新トピックを日本市場に向け毎日発信している。
マカオ新聞 http://www.macaushimbun.com/

Column

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文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)