デザインも機能性も
ハイレベルなゲストルーム

 客室数はスイートも含めて772室。世界的に著名なインテリアデザイナー、ピーター・レメディオス氏が設計と監修を担当。

 ウルトラ・ラグジュアリーとイノベーションの融合がコンセプトとあって、デザイン性の高いファニチャーをセンス良く配置し、ハイテク機器も取り入れるなど、機能性も非常に高く、快適なステイのためのこだわりが随所に感じられます。

 トイレには日本でおなじみ、でも海外では見かける機会の少ない多機能便座が採用されており、日本人ゲストに嬉しい点といえるでしょう。バスアメニティはアクア ディ パルマ製のものが置かれていました。最も標準的なプレミアダブルルームでも58平米とゆったりしています。

マカオ初進出のレストランも

 複数のハイエンド料飲施設が入ります。まず、注目なのはマカオ初進出となるフレンチ界の巨匠、アラン・デュカス氏プロデュースのダイニング。

 なんと、フレンチ・ファイン・ダイニング「アラン・デュカス・アット・モーフィアス」と新コンセプトのマルチ・エスニック・ダイニングでバーカウンターも備える「ヴォヤージュ・バイ・アラン・デュカス」というコンセプトの異なる2店舗展開となります。

 中国料理のメインダイニング「天頤(Yi)」は、なんとメニューがないとのこと。日本の「おまかせ」から着想を得たという「Omakase」スタイルを採用し、シェフが旬の食材を取り入れた8皿のオリジナルコースを提供するんだそうです。

 このほか、ロビーラウンジはピエール・エルメとなっています。

ラグジュアリーなファシリティ

 宿泊ゲストが無料で利用できるファシリティとして、最新設備を備えたフィットネスクラブと屋外温水プールがあります。

 「スカイプール」と名付けられたプールは40階(地上130メートル)の位置にあり、昼、夜ともにIRが建ち並ぶコタイ地区の迫力あるビューが楽しめます。

 ビジターも利用できるのが「モーフィアス・スパ」。人工雪を敷き詰めた神秘的な雰囲気の「スノーガーデン」を抜けてサウナ施設、トリートメントルームへ向かいます。

 こちらで使用されるトリートメント&スキンケア商品はオーストラリアのサトルエナジーとモナコのマージーズ・モンテカルロ製とのこと。

文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)