先日開催したホームパーティに参加した友人が、様々な種類のキノコをごっそり手みやげに持って来てくれました。
特に旬というわけでもないのにそのキノコがあまりに立派だったので、どこで手に入れたのか尋ねたところ、ローマ県南東部のマリーノという街に地下でキノコを栽培している店があるとのこと。
マリーノはラツィオ州を代表する白ワイン「フラスカティ」の産地として知られるカステッリ・ロマーニ地区にある街です。
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ローマを挟んで北西部にあたる私の家からだと少し距離はありますが、食欲と好奇心をおおいにそそられ、早速、車を走らせ、そのお店を訪ねてみることにしました。
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お店のエントランスをくぐると真っ先に目に飛び込んでくるのは冷蔵ケースに並ぶキノコたち。地下で栽培しているのはヒラタケ、タモギダケ、エリンギ、ピオッピーノダケの4種で、それ以外のキノコは季節によって顔ぶれが変わり、旬の時期になるとポルチーニダケやトリュフ、タマゴダケも仲間入りするそうです。
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生だけでなく、瓶詰めにしたキノコのオリーブオイル漬けやペーストの他、トリュフやポルチーニ風味のパスタも販売しています。
店主アドリアーノさんのお薦めは地下で栽培しているキノコにトリュフを加えた無添加でつくられる自家製ペーストだとのこと。
パスタのソースにしても、リゾットに混ぜても、そのままパンやクラッカーに塗って食べても美味しいよ、のひと言につられ、早速、試してみることにしました。
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文・撮影=村本幸枝(アッティコ)