スイスの首都で人気を博す
「あったらいいな」を叶えた店

 スイスの首都ベルンの駅から徒歩3分ほどの場所にある、お洒落なスイス人に評判のレストラン「ティビッツ」をご紹介したいと思います。ここでは新鮮で美味しい40種類ものベジタリアンやビーガン向けのサラダ、スープ、フレッシュジュースやデザートを手軽に楽しむことができます。

 メニューの80%がビーガン料理で、添加物なし、遺伝子組み換え食品未使用、グルテンフリー、パンやミルク・卵もビオにこだわり、体にやさしい素材を使ったお食事が並びます。

 セルフサービスで、自分の食べたいお料理を食べたい分だけ取る量り売りスタイル。素敵な店内で食べるのも心地いいですし、専用のトレーに入れてお持ち帰りも可能です。朝食から夕食まで提供しているのでとても便利で、しかもベジタリアンやビーガンのメニューは美味しくないイメージがありますが、ティビッツはとても美味しいと大人気なのです!

夏になるとテラス席はいつも満席になります。
店内は天井が高く、開放感があります。

 朝食は10時まで。それ以外はランチとディナーの時間。温かいお食事とサラダが、店内で食べると100g=4.3フラン、テイクアウトで3.8フラン。ミューズリーとデザートとフルーツが、店内では100g=3.6フラン、テイクアウトが3.1フランです。

メニューの値段表。イートインとテイクアウトで値段が異なります。

 色とりどりの旬の野菜を使ったお料理がカウンターに豊富に並びます。食欲に合わせて取る量を調節できるのも嬉しいですが、盛りすぎにも注意です。

たくさんのお料理が並んでいて、気持ちも上がります!
説明表。これを見ればどんな成分が含まれているか、すぐ分かります。

 チューリッヒの郷土料理「ゲシュネッツェルテス(仔牛肉のクリーム煮)」。通常は仔牛肉を使いますが、代わりにマッシュルームがたっぷり入っています。ライスかポテトと一緒にいただきます。

マッシュルームを使ったゲシュネッツェルテス(手前)。ソースが濃厚で美味しそう!

 サラダのコーナーには、新鮮な野菜を使ったメニューがずらり。ちなみに私が大好きなのが、こちらの3品。右からタルタル、豆腐のサラダ、キムチサラダ。日本とは少し違う味付けですが、とっても美味しいですよ。

素材の色も鮮やかなお気に入りの3品。
枝豆、ブロッコリー、さやえんどうのサラダ。緑が美しい!
左:今日のスープは「さつまいものタイ風味」。7.5フラン。
右:サラダに入れる「ナッツミックス」。ひとふりするだけで美味しさがアップ。
サラダのドレッシングもありますが、オリーブオイルとバルサミコ、塩、コショウで食べるのもヨーロッパ流。

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文・撮影=西村志津