ホーチミンで見つけた、和のデザート弁当！

とっておきの和スウィーツ弁当の内容とは

デザート弁当16万9000ドンは、13時～20時までの限定商品。各スウィーツは、抹茶や小豆だけでなく、マダガスカル産のバニラビーンズや、フランス産のラズベリーなど、厳選した素材を使用

 そんな同店のメニューのなかでもぜひ試してほしいのが、朱塗りの弁当箱にオリジナルのジェラートやわらび餅、抹茶ケーキやどらやきなど、日替わりのとっておきスウィーツをたっぷり詰めたデザート弁当。

ひと昔前まではベトナムにあまりなかった、今どきでモダンな内装も人気のひとつ。外国人も違和感なく入れる

 お店自体はシンガポール発のフランチャイズブランドだが、こちらのメニューはベトナム店のオリジナル。正直、かなりのボリュームで、抹茶ラテなどを片手に数人でつまむくらいがちょうどいい。

 そのほかにも、ひんやりジェラートともちもちの白玉だんごが入り、北海道産の小豆をたっぷり使ったぜんざいも人気で、冷製仕立てだから南国ベトナムの気候にもぴったり。シンプルながら小豆の奥深い味わいを楽しめる一品となっている。

 ホーチミン市では「MOF」の他にも、日本発のシュークリーム店「ビアードパパ」が進出するなど、日本の美味しいスウィーツが徐々に浸透してきている。中国やフランス、アメリカなど、歴史を通じて各国の多様な文化を吸収・融合してきたベトナムだけに、今度は日本の食文化を、見事に発展させてくれるにちがいない。

※1円＝約272ドン／2012年1月5日現在

Photographs:Noriaki Sugita