~”AIが先生になること”や”こどものSNS禁止”について聞いた「こども意識調査」の結果を発表~
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)、「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)、「キッザニア福岡」(福岡県福岡市)は、「第27回参議院議員通常選挙」に合わせて、こども達が比例代表方式で実在の政党に投票する「キッザニア模擬選挙」を2025年7月18日(金)から7月20日(日)まで開催しました。
「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」では、2012年から国政選挙の時期に合わせて「キッザニア模擬選挙」を開催しており、今回で10回目を迎えました。また、「キッザニア福岡」では、昨年10月の「第50回衆議院議員総選挙」実施時に続き、2回目となりました。

投票所

説明を聞いている様子

公約を確認している様子

記載している様子

ゼロ票確認の様子

投票をしている様子
リアルにこだわった模擬選挙
「キッザニア模擬選挙」では、実在する政党のポスターやおもなマニュフェスト、重点政策などが掲示(※)された“投票所”で、こども達は比例代表方式での投票体験。自治体で実際に使用している「投票箱」「記載台」や「投票用紙交付機」(東京・福岡のみ)、さらに、投票用紙も実際の選挙で使われる投票用紙に近い素材を使用した紙を採用するなど、リアルさにこだわっています。
各施設の初回には、実際の投票所と同様に、投票開始前の投票箱の中に何も入っていないことを確認する「ゼロ票確認」も実施しました。
※こどもが投票する政党は、「第27回参議院議員通常選挙」の公示日である7月3日(木)に存在する政党のうち、議席数上位6政党を選択。全政党名は一覧にしてパネル掲示
「18歳になったら選挙に行きたい」と体験したこども達
投票を体験したこども達は、「今度の選挙にも親と一緒に投票所に行ってみたい」「選ぶのが難しかったけど、(公約を)見て自分なりに選んでみた」「18歳になったら選挙に行きたいと思う」などの感想を述べました。
こども達に身近な政策を聞いた「こども意識調査」結果は?
今回、政治や選挙が自分たちの生活に密接に関わっていることを知って欲しいという思いの下、こども達にとって身近な政策として、「ロボットやAIが先生になって授業をすること」「こどものSNS利用を禁止すること」について賛否を聞く“こども意識調査”を実施しました。

「こども意識調査」の様子
結果は、以下の通りでした。

こども達のコメント
「ロボットやAIが先生になって授業をすること」に関して、賛成の意見としては、「先生がけがとか病気になった時に授業ができるから良い」「先生は大変だと聞くので」のほかに「ロボットの先生だと怒られなさそう」というこどもらしい回答もありました。反対の意見としては、「(人間の)先生がいた方が楽しい」「自分たちの気持ちをわかってくれなくて、やさしい言葉をかけてくれないと思う」などの回答があり、こども達にとって先生は安心感のある存在であることがうかがえました。
「こどものSNS利用を禁止すること」に関しては、賛成の意見としては、「SNSは犯罪に巻き込まれたりすると聞くので」「投稿するのは危ないから禁止にした方が良いと思う」「コメントで傷つくこともあるからしない方がよい」とこども達も犯罪に巻き込まれることを危惧していました。反対の意見としては、「ダンスをしていて動画を見たりしているから、ないと困る」「学ぶことができる動画もあるから」「ルールを決めて見れば良いと思うから、禁止はしなくて良い」と、既に活用していて、主に見ることを楽しんでいるので禁止してほしくないという意見が多くみられました。
KCJ GROUPは、リアルな投票体験やこども意識調査を通じて、未来の有権者であるこども達が「自分たちの代表を選ぶこと」「自分たちの意見を表明すること」の重要性を知るとともに、少しでも選挙を身近に感じ、選挙や政策について考えるきっかけになることを願っています。
■KCJ GROUP/キッザニア ジャパン について
KCJ GROUPは、3歳から15歳までのこども達の職業・社会体験施設「キッザニア東京(2006年10月開業)」「キッザニア甲子園(2009年3月開業)」「キッザニア福岡(2022年7月開業)」の企画・運営をしています。「キッザニア」は、実社会の約2/3サイズの街並みに、実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、さまざまな仕事やサービスを体験できます。キッザニアのコンセプトは、「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた『エデュテインメント』。こども達が好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。