~新たな高校進学の選択肢としてさらに注目! 受入れ校数も169校に拡大~

少子化による地方の公立高校の統廃合が課題となる中、都道府県を越えた新たな高校進学の選択肢として注目される「地域みらい留学」の事業開始からの留学生数が、累計4千人を突破しました。従来の高校進学の選択肢に加えて、豊かな自然環境や地域に密着した教育を活かした学びの機会を求める生徒・保護者が全国で増加しています。


地域みらい留学参画校の地域分布および、地域みらい留学参画校への道府県外からの入学者数の推移

地方の公立高校に全国から生徒が集まる時代へ

一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム(所在地:島根県松江市、代表理事:岩本 悠)が全国に展開する「地域みらい留学」は今年で8年目を迎えます。

生徒一人ひとりの関心や将来の目標を元にした高校進学の選択として、豊かな自然と地域密着型の教育を強みとした地方の公立高校が、全国から意欲ある生徒を集める新たな潮流が生まれています。

地域みらい留学事業による生徒の受け入れは、開始初年度(2019年度)の211人から2024年度は816人、そして2025年度は約950人へと6年間で約4倍に成長しました。受入れ校数も当初の参画校数34校から2025年度は169校へと5倍以上に拡大し、高校進学の多様化が進んでいます。

高校無償化の中で、選ばれる地方の公立高校とは?

今後の高校無償化の流れにより地方の公立高校の統廃合がさらに懸念される中、地域みらい留学参画校は地域との連携や独自のカリキュラムなどで魅力化を図っています。

偏差値重視から価値観重視の選択へ

従来の学区制や偏差値にとらわれない自由な高校選択により、「高校進学=偏差値や居住地で選ぶ」という固定観念が大きく変化。自分の関心や将来の目標に基づいて学校を選ぶ生徒たちが増えています。

少人数教育による個別最適化

1学年およそ数十人程度の少人数制により、一人ひとりの個性や学習ペースに合わせたきめ細かな指導を実現。小規模校ならではの教師と生徒の関係性が築かれています。

地域課題への実践的アプローチ

人口減少や高齢化という現実の社会課題に向き合う地域で学ぶことで、生徒たちは自然と主体性や責任感を身につけます。地域活動や産業体験を通じた実践的な学びは、総合型選抜などの大学入試でも高く評価されています。

様々な地域で広がる意志ある若者の進路

地域みらい留学経験者からは「価値観が広がった」「将来を考える視野が変わった」といった声が多数寄せられ、教育関係者や地域自治体からも高い評価を獲得しています。

総合型選抜の拡大により、地域みらい留学で得られる実践的な学びや地域活動経験は、生徒たちにとって他では得難い貴重な財産となっています。この結果、国公立大学や難関私立大学への合格者も着実に増加し、2024年度は総合型選抜や推薦入試を中心に、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、国際教養大学、山形大学など(一部抜粋)に合格しています。

高校進学フェス2025で新たな高校進学のリアルを体感

地域みらい留学の魅力を直接体感できる「高校進学フェス2025」を東京・大阪・札幌で開催します。全国から集まる高校の先生や在校生・卒業生と直接対話できる貴重な機会です。


2024年度の対面フェスの様子

同時開催:写真展『私たちだけの青春の1コマ』 フォトグラファー監修による写真展では、地域みらい留学に取り組む100校以上の生徒が撮影した「等身大の高校生活」を展示します。


撮影:石川県立能登高等学校

撮影:北海道鵡川高等学校

進学フェス開催概要

- 東京会場(第1回):2025年6月21日(土)6月22日(日)
- - 東京流通センター 第一展示場 ABCDホール
- 大阪会場:2025年7月12日(土)7月13日(日)
- - OMM展示ホール
- 札幌会場:2025年7月26日(土) 7月27日(日)
- - 北海道新聞社ビル1階 DO-BOX EAST 
- 東京会場(第2回):2025年8月23日(土)・24日(日)※詳細後日発表
- - 東京流通センター 第一展示場 ABCDホール
- 参加費:無料(※写真展の開催は、東京・大阪の会場のみ)

詳細は地域みらい留学高校進学フェス特設ページ

今後について

地域みらい留学は今後、さらに多くの学校・自治体との連携を深め、受け入れ環境の充実を図ります。また、中学生やその保護者への認知度を高め、「どこで学ぶか」という選択肢を広げることで、高校進学の新たなスタンダードを築いていきます。

この変化が、少子化や過疎化に直面する日本の教育と地域社会にとって新たな価値を生み出すべく、今後もさらなる進化を続けてまいる所存です。

一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム

「意志ある若者にあふれる持続可能な地域・社会をつくる」をビジョンに、2017年に島根県で設立された団体です。地方の公立高校への国内留学を支援する「地域みらい留学」を中心に、高校魅力化コーディネーターの採用・研修、魅力ある高校づくりに関する研究事業などを展開。全国の自治体や教育機関と連携しながら、地域創生と若者の育成に取り組んでいます。

●所在地:島根県松江市東本町二丁目25-6 みらいBASE2階

●代表理事:岩本悠

●設立:2017年3月

●事業内容:地域みらい留学の企画・運営をはじめ、地域や学校と連携した教育魅力化プロジェクト各事業の推進、教育人材の育成

【本件に関するお問い合わせ】

一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム

担当:広報・ブランディングチーム

Email:pr@c-platform.or.jp

お問い合わせフォーム:https://c-platform.or.jp/otoiawase/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ