
2025年5月1日撮影
アドベンチャーワールドでは、2025年4月30日(水)に8年ぶりとなるエランドの赤ちゃん(オス)が誕生しました。今回の出産は2017年に当パークで誕生したメスによる初めての出産となり、繁殖を目的とした取り組みの成果です。授乳も確認できており、親子はバックヤードにて落ち着いて過ごしています。エランドの赤ちゃんの成長をあたたかく見守ってください。
【エランドの赤ちゃんについて】
■出生日:2025年4月30日(水)
■頭 数:1頭
■性 別:オス
■体 長:約1m
■体 重:29.1kg
■親情報:
父親 2015年8月27日九州自然動物公園生まれ(9歳)
2020年1月22日搬入
母親 2017年6月16日 アドベンチャーワールド生まれ(7歳)
※公開時期が決まり次第、公式ホームページやSNSでお知らせいたします。

2025年5月1日撮影
【出産の背景】
アドベンチャーワールドでは、2018年にオスが死亡したため、新たなオスを迎え入れる準備を進めておりました。その後、2020年1月に九州自然動物公園アフリカンサファリより新たなオスを搬入したことによって、今回の出産に至りました。
【飼育頭数】
今回誕生した個体を含め、4頭(オス2頭、メス2頭)を飼育しています。
【エランドについて】
■分 類:偶蹄目 ウシ科
■学 名:Taurotragus oryx
■英 名:Common Eland
■生息地:アフリカ中部~南部
■体 長:2~3.5m
■体 重:300~1,000kg
■食 性:草食性 アドベンチャーワールドでは乾草を与えています。
■寿 命:野生では15−20年程度
■繁 殖:妊娠期間は約270日で、通常1産1子
■現 状:IUCNレッドリストではLeast Concern(低リスク)に分類されていますが、一部の地域では農地の拡大や密猟、気候変動による乾燥化が影響し、個体数が減少傾向にあります。
■特 徴:エランドは、ウシに似た大きな体に対して長い首と細い顔立ちをもち、オス・メスともにねじれた太い角(60~100cm)を持ちます。首元にある「胸垂(きょうすい)」と呼ばれる皮膚の垂れ下がりが特徴的で、最大で2mのジャンプ力をもつ、力強い脚を備えた草原の大型草食動物です。
【アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」】https://www.aws-s.com/parktheme-sdgs
アドベンチャーワールドは、「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所」として、すべての生命に Smile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。
【SDGsについて】
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」 のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。
