~STOP!障がいがあるから・STOP!どうしようもない~

障がいのある子どもへの性暴力に私たちの社会が気づくことは容易ではありません。“性暴力”そのものが隠され、当事者が沈黙を強いられるという現状に加えて、“障がい”に対する誤った社会通念や偏見の存在が、「障がいがあるから」「どうしようもない」と“障がいがある子どもへの性暴力”をなかったことにしてしまいがちです。

CAPセンター・JAPANでは知的・発達障がいのある子どもたちが豊かに人と関わるための予防教育―『子どもへの暴力防止/CAPプログラム』と『人との交流安全/サークルズプログラム(R)』を提供しています。これらの土台である人権とバウンダリーの視点を共有し、性暴力防止という社会課題の解決にむけて、5年目となるオンライン連続セミナーを開催します。



知的・発達障がいのある子どもへの性暴力をなかったことにしないためには、従来の社会通念を手放し、適切な知識・スキルを持つことが必要です。中でも、障がいのある子どもとの“日常のコミュニケーション”に対する知識と手立てを持つことは、子どもが権利行使の主体として自分の大切さを実感することにつながり、それは性暴力防止の鍵といっても過言ではありません。さらに、早期発見・早期支援、そして回復等においても大きな役割を果たします。

2024年4月1日からは行政機関だけでなく、民間事業者においても“合理的配慮”が義務付けられました。性暴力への支援をする側が「コミュニケーションをとろう」「あなたの意思・意見を教えてほしい」という意識を持って臨む必要があります。ツールのご紹介や事例を通じて、“支援者があきらめない”、“障がいのある子どもにあきらめさせない”コミュニケーションについてアイディアを広げておくことが求められます。

そこで、セミナー第1部では「STOP!障がいがあるから」「STOP!どうしようもない」「子どもの安全基地を作ろう!」を掲げ、そのために必要な知識・スキルを共有し、“できること”を考えていきます。第2部では「コミュニケーション支援」のため知識・考え方や手立てを共有し、知的・発達障がいのある子どものセルフアドボカシーをめざすことについて考えていきます。

本セミナーは2部編成(第1部 約85分/第2部 約30分/グループセッション・質疑応答 約25分)の全7回でゆっくりと学び合いを進めていきます。(途中休憩あり)

時間は全日10:00~12:30(受付9:45~)。終了後、開催週の金曜日にオンデマンド配信を行ないます。(約1ヶ月の期間限定配信)

皆様のご参加をお待ちしています。

―日程と概要―

ゼロベースI 8月24日(日)

第1部:知的・発達障がいのある子どもへの性暴力を人権・バウンダリーの視点から捉え直す

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーションが子どもの人権意識とバウンダリーを育むことを意識するーコミュニケーション支援が必要な理由

ゼロベースII 9月21日(日)

第1部:知的・発達障がいを捉え直し、社会構造を意識し、性暴力に対する支援に必要な姿勢を持つ

第2部:コミュニケーションは一日にして成らず

    事例提供ー安心・安全の感覚を高め、セルフアドボカシーをめざした10年の道のり

第1回 10月26日(日)

第1部:当事者とつながる(1)―性暴力被害を受けた(疑いのある)子ども

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーション支援の手立てを持つ(1)

第2回 11月16日(日)

第1部:当事者とつながる(2)―性加害行動をした(疑いのある)子ども

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーション支援の手立てを持つ(2)

第3回 12月14日(日)

第1部:子どもの身近なおとなとつながる(1)―家族

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーション支援の手立てを持つ(3)

第4回 2026年1月18日(日)

第1部:子どもの身近なおとなとつながる(2)―社会資源・仲間・自分とつながる

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーション支援の手立てを持つ(4)

第5回 2026年2月15日(日)

第1部:予防的観点でできること―4つのCの具体的取組みを知る

第2部:セルフアドボカシーをめざすコミュニケーション支援の手立てを持つ(5)

対 象:

知的・発達障がいのある子どもと日常的に関わる支援者(教育関係者、保育関係者・学童保育・放課後等デイサービススタッフ、医療・福祉関係者、地域の支援者など、どなたも歓迎)

参加費:

(1)全7回参加 20,000円 ※事前送付資料/データ、およびオンデマンド視聴を含む

※資料は事前にURLをお知らせし、ダウンロードしてご準備いただきます。

(2)オンデマンド視聴のみ 10,000円(全7回、資料/なし)

※(1)、(2)ともにオンデマンド配信にはグループセッションは含まれません。

定 員:

(1)全7回参加 25名

(2)オンデマンド視聴のみ5名 

講師チーム:

CAP(子どもへの暴力防止)スペシャリスト/チーム・知的・発達障がいのある子どもへの性暴力防止セミナーメンバー

詳しくはこちら→(チラシPDF)

お申込み: 以下のGoogleフォームからお申し込みください。申込み確定後、ご登録のメールアドレス宛に振込口座等をご案内いたします。

https://forms.gle/Zdr16xPeTAH1hbVu9

申込締め切り:8月5日(火)16:30まで。

※お申込後に参加できなくなった場合は必ず事前にキャンセルをお願いいたします。

本事業に関するお問い合わせ先:

認定NPO法人CAPセンター・JAPAN

TEL:06-6648-1120

FAX:06-6648-1121

E-mail:info@cap-j.net

子どもへの暴力防止に関する社会教育の推進・啓発活動、CAP(キャップ・子どもへの暴力防止)プログラム実践者の養成などを行っています。CAPプログラムの普及を通して、子ども自身の人権意識を育み、家庭や学校、地域の連携を促進することで、子どもへのあらゆる暴力を許さない社会、子どもの人権が尊重される社会の実現をめざしています。





企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ