鮮やかなタイポグラフィは、コンセプチュアルアートの中心的存在の一人であるアーティスト、ローレンス・ウィナー氏の作品。 白井屋ホテルのジャスパー・モリソンルーム。鎧戸を開けると、吹き抜けのレアンドロ・エルリッヒの作品が臨める。 国道からホテルを繫ぐ、「パサージュ」のアートインスタレーション。フラフープを使ったカラフルな作品は群馬県在住の鬼頭健吾によるもの(期間限定)。 地元の人からの人気も高いカジュアルなオールデイダイニング「ザ・ラウンジ」には、武田鉄平の作品《絵画のための絵画020》が。 利根川の旧河川の土手をイメージして新築された「グリーンタワー」。 「ホテルが地域に活力をもたらすように」という願いを込めて飾られた杉本博司の《ガリラヤ湖、ゴラン》がゲストを迎える。 ミシュラン二つ星を獲得した「フロリレージュ」の川手寛康シェフが監修するホテルのメインダイニング、「ザ・レストラン」では、群馬出身の片山ひろシェフが腕をふるう。料理はディナーコース 13,500円(サ別)のみ。ニンジンを余すことなく使った“農園より”。 前回コースより、群馬の郷土料理「おきりこみ」を再構築した、スペシャリテ。要予約。 東京・東日本橋の「ビーバー ブレッド」の割田健一さんが手がける、「ザ・ベーカリー」。朝から地元の人たちで賑わう。 宿泊客限定で鑑賞できる、宮島達男の《Time Neon – 02》、《Life (le corps sans organes) - acno.17》、《Life (le corps sans organes) - no.10》。 小屋の中にLEDのデジタル・カウンターを用いた幻想的な光が放たれている。 ヘリテージタワーの大胆な吹き抜けにはレアンドロ・エルリッヒの《ライティング・パイプ》が、幻想的な光を放っている。 前橋駅から国道を歩いていると突如目に飛び込んでくるローレンス・ウィナーの作品がホテルの目印だ。 エルメスをはじめとしたラグジュアリーブランドのプロダクトデザイン等も手がける、イタリアの建築界の巨匠、ミケーレ・デ・ルッキによる部屋「2725 エレメンツルーム」。日本の建築技法「板葺き」を用いて2,725枚もの木片により構成されている。木がカーテンのようになり、穏やかな光に包まれる。 プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンが手がけた、装飾性を潔いまでに排除したシンプルな空間。アート作品を運搬するために作られる梱包用の箱をイメージしている。鎧戸を開ければ、ホテルの吹き抜けが見える。部屋に置かれている調度品のほとんどは彼がデザインしたもの。 ホテルの設計を手がけた藤本壮介がデザインした部屋。前橋が目指す街づくりのコンセプト「めぶく。」を表現している。モダンな空間から緑の植物が生えている不思議な空間。安東陽子によるカーテンや、むき出しにしたコンクリートの表層をカーペットに反映させた藤本のデザインにも注目。 金沢21世紀美術館の《スイミング・プール》で知られる、レアンドロ・エルリッヒによるアート作品。ホテルの吹き抜けにある彼の作品《ライティング・パイプ》と呼応した客室になっている。この作品のインスピレーションの源は、イタロ・カルヴィーノの小説『見えない都市』。 宿のある、三重県・菰野町で産出される大きな菰野石をリビングやベッドルーム、庭などに配した部屋“石砬 SEKIROU”。 最も内田鋼一らしさが出ているといえる、鉄をテーマにした“界鉄 KAINOTETSU”。白く塗装されたスギと錆色のコールテン鋼の対比が美しい。 障子からこぼれるやわらかい光に包まれる“紙季 SHIKI”。壁だけでなく天井も和紙貼りされている。 塗師・赤木明登による漆塗りの浴槽がある“玄漆 GENSHITSU”。 茶人・千宗屋監修の茶座敷“抱土”を擁する、“土逢 DOOU”。茶座敷には内田による花器と、李氏朝鮮時代の貴重な片口の器が配されている。 ミシュラン一つ星の「なにわ翁」で修業を積んだ、石垣雄介さんによる「そば切り 石垣」。 パリの名店「レストラン パージュ」のシェフ・手島竜司シェフが監修する「ヒノモリ」。 「ヒノモリ」では、「やまびこ牛」の熟成肉や伊勢海老を、熾火という手法で焼いて提供。ディナーコース 25,000円のみ。要予約。 90年以上続くうなぎ問屋が運営する「うなぎ四代目菊川」。まるごと一本を焼き上げる“菊川名物 一本重” 4,950円は、脂ののった肉厚な身が自慢。 「湯の山 素粋居」から徒歩5分ほどのところに、内田鋼一が出合ったものを販売、展示する「アクアイグニスギャラリー 温 on」がある。 2階にあるダイニングルーム。建てられた当時のままの土壁には、現代美術家である堀尾貞治の作品が飾られている。朝食は、搾りたてのオレンジジュースや、桑名発祥のこめ油を使ったオリジナルグラノーラなどが供される。 玄関には内田鋼一の作品が。 寝室は「room 0」と「room 1」の二部屋。こちらは、ジョサイア・コンドルが設計した六華苑をオマージュした「room 0」。漆喰の白壁には、大正時代の医療用照明器具と、江戸時代の蔵窓が配されている。アンティークのガラス戸から入る光が美しい。古今東西が交じりゆく空間に身をゆだねて。 黒漆喰の床の間と白壁のコントラストが印象的な「room 1」。夜の海のような壁に、江戸時代の杉戸絵が映える。竹を100%使用した竹布のベッドリネンはしなやかで寝心地がよい。 「room1」には、露天のヒノキ風呂がある。月明かりを眺めながらの入浴時間は、日常を忘れさせてくれる。 西洋風のヒノキの格子に石張りの床。壁には江戸時代に使われていた蔵の戸がまるでアート作品のように飾られているラウンジ。一瞬、どの時代のどの地域に訪れたのか分からなくなる、耽美的な内装。 2021年に新設されたライブラリー。アンティークの棚に並ぶ作品を眺めながら、読書やティータイムを楽しみたい。 石の彫刻、絵画、陶芸、そして造園も手がける多才なアーティスト、ケース・オーウェンス。 石壁と重厚な鉄扉が目を惹く、エントランス。 オーウェンス氏作品である彫刻などが並ぶリビングルーム。 広々としたベッドルームには、大きな天窓があり、星空を眺めながらリラックスできる。 1日1組のためにシェフが腕をふるう、シェフズテーブル。地元・愛媛の食材を駆使した季節のメニューが供される。窓で切り取られた里山の風景は、絵画のような美しさ。 庭や部屋など、様々な場所で彼の作品と風景の調和を愛でることができる、贅沢な宿。 104.8平米ある「雲仙」は古さとモダンさの調和が美しい部屋。 もともとあったステンドグラスを生かした内装のブックストア「三服」。 副島園本店の茶寮カウンターでは希少茶葉を丁寧に淹れてもらえる。 「Made in ピエール・エルメ」のマカロン3個詰合わせ 1,512円。 白で統一されたモダンな店内。きのこをはじめ旬の素材を使ったピクルス 1,458円~などの食料品も扱っている。 店舗を持たないオリジナルショコラが人気の「ハチカカオ」が初出店し、話題に。日替りで数種類が楽しめるボンボンショコラ 各330円。 副島園 the BARで味わえる冷茶酒 1,320円は、お酒と日本茶を合わせたカクテル。爽やかなお茶の風味が広がり、美味しくてつい飲みすぎてしまいそう。 記事を読む