旅の目的、行きたい気分は人それぞれ。でもどんな旅も、日常を離れた小さな冒険であることに変わりはない。モデル、タレントのはなさんにとって冒険のワクワク感は、旅に行こうと思い立ったときから始まっている。

はな Profile:高校2年でモデルデビュー。女性誌、テレビ、ラジオなど、多方面で活躍。旅好き、仏像への造詣の深さでも知られる。著書に『hana’s style book』(宝島社)がある。
シャツ46,000円/ハーヴェイ フェアクロス(ドレステリア 難波店 06-4394-8003) ベスト38,000円/リュ ブランシュ(ドレステリア 神南本店 03-5457-2435) ピアス46,000円/ヴィタ フェデ(ドレステリア 二子玉川店 03-5797-3351)

 旅好きで知られる、はなさん。10代のころから様々な旅の経験を重ね、今でも頭の中には常に、「次に行きたい場所」リストがある。

「最初の思い出深い旅は12歳のころ。いとこのカナダ横断の旅について行き、いろいろな街を巡りました。記憶はあいまいなのに、1泊だけした『フェアモント バンフ スプリングス』からの景色が本当に雄大で、それだけが今でも強烈に心に残っているんですよね」

 モデルとして仕事をしていた高校生のころは、仕事帰りの電車の中で突然、インドネシアの仏像たちに会いたい! と思い立った。いてもたってもいられず、とりあえず航空券だけ押さえ、宿泊先は現地の友人に探してもらい、ボロブドゥール遺跡へ向かったという。

「行けばなんとかなる、と思うほう。目的はひとつあればいい。あとは現地で。まっさらな状態で次はあの街に行こう、って迷いながら切符を買ったりバスに乗ったりするのも楽しくて。ちょっと余裕をもって旅するほうが、いろいろな出会いがあり、経験もできるような気がします」

 最近少し変わったことがあるとすれば、旅の目的に自然の景観や仏像に加え、ラグジュアリーなホテルや高級レストランが加わったこと。

「40代になり、非日常の気分をそういう場所で味わいたいな、と思うようになって。最近行ったのはパリの『ル ムーリス』というホテル。チュイルリー公園の目の前にある素敵なホテルで、1階の3ツ星レストランにもどうしても行きたかったんです。もちろん正装なので、現地のギャラリー・ラファイエットでセールのドレスを買って。思ったとおり、料理もサービスも素晴らしく、お姫様気分に浸れました。本当におすすめ!」

 驚くのは、はなさんの旅に関する情報収集力だ。話の中で、あのホテルがすごい、次はあそこに泊まりたい、と次々に候補が挙がってくる。

「ネットの検索が大好きなんです(笑)。クチコミもくまなく読んで、必要なものは参考にして。始めると止まらなくなって超アガります。そうしてまだ知らない場所を、想像を巡らせながら調べるのも、旅のわくわく感の一部。冒険の始まりのようで、すごく好きな時間なんですよね」

 そんなはなさんに、次に行きたい旅のキーワードを聞いてみた。「アマルフィ」「フランスのワイナリー」「静けさ」「景観」「ドバイ」……。場所もあれば、気分もある。こうしてキーワードを積み上げ、絞り込んだ宿泊先が、はなさんの次の冒険の拠点になっていく。

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撮影(はなさん)=志水 隆
構成・文=前中葉子(BEAM)
ヘア&メイク=福沢京子
スタイリング=菊池かおり
撮影協力=LIFE son

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