ファッションの街ミラノで期待するのは、刺激を与えてくれるようなデザインと質、そこに備わる伝統的な手仕事、それらを満たした逸品との出合いだ。靴、シャツ、鞄など専門店を中心に、一度は覗いてみてほしいブランドを揃えた。商品に触れたときに感じる喜びが、あなたの生活をきっと豊かにしてくれる。

» 第1回 ワードローブに常備したい老舗ブランドのシャツ「バグッタ」
» 第3回 クロコダイル一筋の小さなバッグ工房「ジォーザ」
» 第4回 美と創造を継承するイタリアの象徴「ブルガリ」

レネ・カオヴィラ
Rene Caovilla

憧れのトップブランドで、夢を現実にしてみては

ルイ・ヴィトン製のケースにまるで宝石のように飾られている靴からは作り手の自信が伝わってくる。
贅沢にスワロフスキーを使ったパーティシューズ1,200ユーロ

 こんなにもワクワクする空間があるだろうか。店中が輝いて見えるのは、靴の飾りのスワロフスキーのせいなのか、シャンデリアのせいなのか。

 創業80年を迎えたヴェネツィアの高級婦人靴ブランド「レネ・カオヴィラ」の靴はすべて手作り。世界中から、特別な日のための一足を求めた女性たちが訪れる。もちろんスカラ座に行くための靴を買っていく地元マダムも見かける。

 10年ほど前まではハイヒールが中心だったが、最近は、ファッション界全体の傾向と同様、フラットシューズも売れ筋だそうだ。今後ハイビジューも発表する予定だ。

左:どこかのお屋敷のリビングにいるかのよう。靴のほか、バッグも揃えている。
右:どこから見てもセクシーなデザイン。865ユーロ

Rene Caovilla(レネ・カオヴィラ)
所在地 Via Bagutta 28, Milano
電話番号 +39-02-7631-9049
URL http://www.renecaovilla.com/
営業時間 10:00~19:00(月曜日15:00~)
定休日 日曜日

>※この特集に掲載された情報は、2014年8月現在のものです。各レストラン、ショップ、施設は定休日のほかクリスマス、年末年始休業などがあり、休日や営業時間は変更される場合もあります。掲載された料金には別途、サービス料、税などが加算されることがあります。車でのアクセス時間も渋滞などで大幅に変化することがあります。

撮影=橋本 篤
文=編集部
コーディネート=大平美智子