東南アジア、ボルネオ島の北西部、南シナ海に面した小国、ブルネイ。

 今年は、日本がブルネイと外交関係を結んで30周年。この間、ブルネイにとって日本は最大の貿易相手国であり緊密な経済関係を続けてきた。そんな我々にとって“親しい国”ブルネイを知るために、海を渡ってみた。

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ブルネイ随一、7ツ星ホテルで忘れられない体験を
The Empire Hotel & Country Club
(エンパイア ホテル&カントリークラブ)

アンバサダースイートのリビングはブルーが基調で高級感に満ちている。1泊約20万円。
左:国賓も泊まるエンペラースイートのベッドルーム。専用プールも付いている。1泊約150万円。
右:4タイプあるスイートのアメニティはすべてアスプレイ。

 街の中心地から車で20分ほど走ると、南シナ海に面した巨大なリゾートホテルが現れる。

床や柱はすべて大理石で造られている。巨大なアトリウムを見渡せるレストランではビュッフェスタイルの朝食と昼食が食べられる。

 エントランスでブルネイスマイルに迎えられ、ホテルに入ると、華やかなロビーと豪奢なシャンデリア、その先に輝く海に目を奪われる。

 エンパイア ホテル&カントリークラブが出来たのは2000年。傾斜を生かして建てられており、ほとんどの部屋から南シナ海を見ることができる。熱帯雨林をかき分けるように昇ってくる朝日も幻想的だが、夕日はまた格別。プールに浸かりながら、テラスで食事をしながら、客室から……と、ゲストは思い思いの場所でサンセットを堪能する。

 敷地内には、ゴルフコース以外に充実したスパ施設があり、ジムやエステルーム、室内プールの他に、ボウリング場、バドミントンコート、スカッシュコート、バスケットゴール、ビリヤード台なども設置されており、時の経つのを忘れて遊べる。

左:本館から少し離れたところにあるスパ施設のロビー。
右:敷地内にプールは4つ。砂地のプールも。夕刻になるとサンセットを見に多くのゲストがプールサイドにやってくる。
左:バドミントンはブルネイで人気のスポーツ。コートが2面ある。その他、スカッシュ、バスケットゴール、卓球台、ビリヤードなども。
右:ジムは女性専用もあり、最新のマシンが揃う。窓からはゴルフコースが見える。

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写真=杉山拓也
文=CREA Traveller編集部
コーディネート=清水典子(フレーミートラベルサービス)