2023年1~12月にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト7を発表します。旅部門の第2位は、こちら!(初公開日 2023年7月22日)。

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 待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆大白川園地・白水湖

 日本百名山のひとつ「白山」の麓に位置する「大白川園地」。岐阜、石川、福井、富山の4県にまたがる「白山国立公園」内にあり、ブナやナラの原生林など手つかずの自然が残されている。

 園内にはエメラルドグリーンに輝く「白水湖」があり、その美しさは「日本のレークルイーズ」と呼ばれるほど。湖水が硫黄分を含んでいるためこのような神秘的な色を持ち、天候や見る角度によっても色味が変化。夏は湖畔の緑と相まって、鮮やかな光景だ。

 また、落差72メートルの「白水の滝」や、大白川を源泉とする天然露天風呂などもあり、大自然を存分に堪能できる。

見ごろの時期:5月下旬~10月頃

大白川園地・白水湖(おおしらかわえんち・はくすいこ)

所在地 岐阜県大野郡白川村平瀬字大白川国有林
https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_3217.html

◆郡上おどり

 約400年にわたり、城下町郡上八幡で歌い踊り続けられてきた「郡上おどり」。「日本三大盆踊り」のひとつに数えられ、2022年にはユネスコ無形文化遺産に登録された伝統行事だ。

 江戸時代に城主が士農工商の融和を図るため、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、奨励したことが始まりとされており、7月中旬から9月上旬にかけて30夜以上も踊りが続く、日本一ロングランの盆おどり大会だ。

 期間中は約30万人もの来場があり、特に8月13日から4日間行われる「徹夜おどり」は全国から大勢の人が参加。地元の人も観光客も一緒になって輪になり、20時から翌朝5時までノンストップでお囃子10曲に合わせて踊り続ける。

開催日:2023年は7月15日(土)~9月9日(土)

郡上おどり(ぐじょうおどり)

所在地 岐阜県郡上市八幡町市街地一帯
https://www.kankou-gifu.jp/event/detail_1157.html

2024.01.06(土)
文=佐藤由樹
協力=岐阜の旅ガイド