プラハNo.1の料理を満喫できるダイニング
霊験あらたかな黄金の井戸の水とは
客室19室の小さなホテルの格調をさらに高めるのが、プラハ一のダイニング。ホテル最上階に位置するダイニングからは、隣の見事な庭園のみならず、プラハ城下の素晴らしい眺望が堪能でき、さらには極上の料理に舌鼓が打てる。
このレストランは、モエ・エ・シャンドンが特別なヴィンテージ・シャンパンを置くことを認めた、世界の100軒のひとつ。併設するバーには、世界で40軒のレストランだけに許された、ウルトラプレミア・コニャックのルイ13世が置かれている。まさしく神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の隠れ家にふさわしいダイニングなのだ。
右:フォアグラを詰めたフランス・アンジュの鳩、ポテトピュレとボルドーワインのソースがけアンズタケとインゲン添え890チェコ・コルナ
最後に、エントランスに掲げられたシンボル。ホテルの名の由来である黄金の井戸の伝説を。18世紀、プラハを襲ったペスト大流行にも、この井戸の水を飲んだ者はペストに患うことはなかった。過日調査の結果、井戸には黄金があり、その黄金が水を薬に変えていたという……。
Golden Well Hotel (ゴールデン・ウェル・ホテル)
所在地 U Zlaté studně 166/4, Praha 1
電話番号 +420-257-011-213
URL http://www.goldenwell.cz/
客室数 19室
料金 デラックスルーム233ユーロ~、アパルトマンスイート450ユーロ~
写真=小野祐次
構成・文=大沢さつき
取材協力=マルチン・ヴァチカージュ、テレーザ・サイモン