歴史と文化の重層感、それぞれに洗練を極めた食事やファッション、アーティスティックな営みの充実。欧州の国々はどこも本当に魅力的で、行けば行くほどに感銘が深まる。今回CREA Travellerでは、そんな欧州に行くときにお薦めなフィンエアーの魅力と、フィンランドの首都ヘルシンキを経由し「最短最速」ルートで行く、ときめきのディスティネーションをご紹介。
第5回目は、欧州上級編、中欧チェコの古都プラハにでかけよう。
» 第1回 欧州への「最短最速」の秘密
» 第2回 寛ぎをもたらす大人の都、フィンランド ヘルシンキ
» 第3回 進化するエアポート、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港
» 第4回 南欧スペイン、東欧クロアチアも、最短最速で到着!
ヘルシンキ経由で最短の旅!
CREA Travellerがお薦めするときめきのディスティネーション(3)
プラハ (Prague, Czech Republic)
【ヘルシンキからの所要時間 約2時間10分】
官能の古都に酔い痺れる
冬の始まり、ヴルタヴァ川には朝靄が立ち込める。カレル橋から見上げれば、プラハ城は中世の色濃く、幻想的。千年都市は密やかに、心を酔わせる。
14世紀、神聖ローマ帝国の首都として栄えたプラハでは、今も当時の街並みが守られている。起伏ある地にそびえる、いくつもの塔や教会。広場を取り巻く石畳の迷宮。そして、そこにはロマネスクから現代建築まで、あらゆる年代の建物も。時を超えた古都は陰影に富み、ミステリアスな魅力を放つ。
ボヘミアの深い森から届く美味も、チェコの歓び。名物のジビエ料理は、力強いモラヴィア地方のワインと共に。ピヴニツェと呼ばれるビアホールで飲み干す、芳醇なビールも忘れられない。
ヨーロッパの至福はここに極まる。
フォーシーズンズ・ホテル プラハ
(Four seasons Hotel Prague)
古都を見渡す甘美なパレス
カレル橋のたもと、プラハ城を見渡す絶好のロケーションに建つフォーシーズンズ・ホテル プラハ。18世紀に建てられたバロック様式の館など、4つの歴史的建造物を統合して築かれたホテルは、ヴルタヴァ川に君臨する壮麗なパレスのようだ。
客室は古都と響き合うように、クラシカル、ルネッサンス、バロック、モダンの4パターンを用意。それぞれが優美で、機能性に優れる。プラハで過ごす幸せを実感できるホテルだ。
フォーシーズンズ・ホテル プラハ (Four seasons Hotel Prague)
住所 Veleslavinova 2a/1098,110 00 Prague 1
電話番号 +420-221-427-000
客室数 161室
料金 スーペリアC345~、プレミア・リバーC625~、スイートC850~
日本での問い合わせ先 フォーシーズンズホテルズ・アンド・リゾーツ 電話番号 0120-024-754
ウ・フレクー (U Fleku)
最古のピヴニツェで
門外不出の黒ビール三昧!
プラハ最古のピヴニツェ。1499年の創業時と同製法で造られる黒ビールは、ここでしか飲むことのできない絶品だ。古き良きホールの雰囲気も楽しく、チェコの伝統料理も美味しい。
ウ・フレクー (U Fleku)
住所 Kremencova 11,110 00 Prague 1
電話番号 +420-224-934-019
URL www.ufleku.cz.
営業時間 17:00~23:00
定休日 無休
モーゼル (Mozer)
ボヘミアンガラスの至宝
チェコが誇る伝統工芸、ボヘミアンガラス。創業1857年のモーゼルは、その素晴らしさを世界に伝える最高級ブランド。宮殿の趣が漂う旗艦店では、その真髄を知ることができる。
モーゼル (Mozer)
住所 Na Prikope 12,110 00 Prague 1
電話番号 +420-224-211-293
URL www.moser-glass.com
営業時間 10:00~20:00
(祝日、11月~3月の土曜・日曜は~19:00)
定休日 無休
Finnair日本支社
公式サイト www.finnair.co.jp
photographs:Atsushi hashimoto / Yuji Ono / Akiko Fukuchi
text:Masami Uwabo
illustration:Yoshiyuki Osaki
coordination:Kaiya Reena / Yumiko Klement