ロイヤルベビー誕生翌日の新聞各紙。タブロイド紙「Sun」は、この日だけ新聞名を「Son(息子)」と変えていました

 2013年7月22日午後4時24分、ウィリアム王子とケイト妃の間に待望の赤ちゃんが誕生しました。マスコミ各社は、7月1日から病院の前に待機状態で、結局出産予定日よりも1週間以上遅れたため、合計で3週間病院前に詰めていたということになります。

 ロイヤルベビー誕生は、午後4時24分だったのですが、一般に発表されたのは、その4時間後のこと。その間に、ウィリアム王子とケイト妃は、家族や関係者に連絡したり、はじめてのおむつ替えをしたり、と、プライベートな時間をもったのだそうです。

ロイヤルベビー誕生を祝して、地下鉄に貼られたポスターも、ロンドン交通博物館のショップにて限定販売(14.95ポンド)。ロンドン交通博物館

 テレビでご覧になった方も多いかもしれませんが、このニュースが流れた直後に、病院の前にタウンクライア(新聞もラジオもなかった時代に、街角に立ってニュースを読みあげた人)が登場し、赤ちゃん誕生のニュースを読み上げました。誰もがバッキンガム宮殿からの使者に違いないと疑いもしなかった、この方は、実はまったくの非公認。勝手にタクシーで病院に乗り付けた、ロンドン郊外の街で観光用のタウンクライアをしているトニー・アップルトンさんだったのです。「あんなにうまくいくと思わなかった。これほど有名人になってしまったことはないね」と、翌日、新聞のインタビューに笑って答えていました。

 ロイヤルベビーは、「ジョージ・アレクサンダー・ルイ」と名付けられましたが、この名前をめぐっては、誕生前からブックメーカーでさまざまな予想が立てられていました。一部マスコミでは、「ジョージ」が一番人気だったと報じられていますが、デイリーメール紙(7月23日)によると、赤ちゃんが誕生した22日の夜に、ジェームズがジョージを追い越し、1位に浮上した、とのこと。その後もブックメーカー各社で、ジェームズとジョージの競り合いは続き、最終的に各社の総合1位がジョージだったということのようです。

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text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)